22冊目の本は、著者:中村寛治 氏の【航空力学『超』入門】を紹介します。
飛行機に取り憑かれた中の人が愛読している航空ファンに役立ちそうな飛行機の本を紹介しています。
かなり偏食趣向ですが、よろしければ覗いてみてください。
航空力学『超』入門
本の内容は?
飛行機は空気を利用して飛んでいます。
飛行機を安全に飛ばすには空気の力が機体にどれくらい働いているのか?大空を自由に飛ぶためにはどのような力の釣り合いや操縦方法が要求されるのか?といったことを研究するのが航空力学と呼ばれているものです。
航空機は色々な力学(流体・熱力・構造・材料・エンジン・その他~)が複合された工学で、その中の航空力学は最も基礎の部分となっています。
著者:中村寛治 氏(元・全日空 航空機関士)がこの航空力学の初歩をカラー図解でわかりやすく解説しています。
本の目次
- 航空力学とは
- 空気の力学
- 揚力と抗力
- 空を飛ぶ力学
- 飛行機とエンジン
- 空を飛ぶ性能
どんな人におすすめ?
『高度33000フィート』『マッハ0.8で飛行』という機内アナウンスに興味を持った人
飛行機に乗って窓から景色を眺めていると、ふと『なぜ空を飛べるのか?』『安定して飛べる理由は』『離着陸時に翼の形状が変化するのはなぜ』など気になる疑問が山ほど。
これらの疑問は空気力学の初歩を学ぶことで大体解決します。
さらに深く追求すると航空力学の研究になってしまい数値と公式だけの世界に突入しますので、まずはこの入門書で楽しくわかりやすく航空力学の基礎という扉を開けるのが近道かと思います。
著者のこの言葉が気に入った!
飛行機の成功は、前に進む力と揚力をそれぞれ分けて発生させたところにあります。
読んだ人の感想
ヒコぐま
中の人が空気力学を学んだ頃は数値と公式ばかりの本だったとorzになってたよ。こんな入門書がほしかったらしい。
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(4.0)
メカ的な面白さ
(3.0)
写真・図面の豊富さ
(3.0)
値段
(4.0)
入手性
(4.0)
買うべきか
(3.5)
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