・チャレンジコインとは、軍の部隊や作戦チームが、仲間同士の絆を深めるという目的で製作した関係者限定のコインです。その数はなんと数万種類のデザインコインが世界中にあるといわれ、コレクターの間でトレードやオークションが行われています。
直径わずか 4~5センチ(基本サイズは4種類)の真鍮製コインに、精密なデザインが施されたコインは息をのむほどの美しさ。
海外の航空ファンの間では、飛行機の図柄が描かれたコインだけを集めるというディープな趣味も大人気。
飛行機コインにも様々な種類があり、チャレンジコインと呼ばれるものから記念メダル(各地の空港)、航空会社が販売している飛行機メダル、博物館が製作したトークン的なコインなど色々あります。
この記事では、そんなディープな『アビエーション・コイン』について紹介します。
※ここでのコイン・メダルの話は、投資目的のコイン収集ではなくコレクション用という分野の内容です。
もくじ
チャレンジコインを楽しむ
チャレンジコインとは、
軍の部隊やチームが作戦任務や仲間同士で絆を深めるという目的で作るコインで、直径4~5センチ(基本サイズは4種類)の真鍮製コインに部隊名やチーム、作戦任務などロゴを描いたもの。
この歴史はアメリカ軍が始まりで、その後は徐々に政府機関や警察・消防など各機関で広まり、仲間同士の絆だけでなく任務の表彰や功績を称えるという意味で渡される場合もあります。
現在、その数は数万種類のデザインコインが存在するといわれ、世界中の多くのコレクターの間でトレードやオークション形式で賑わっています。
日本国内でも自衛隊の各部隊で製作されたチャレンジコインなどがあります。
このコインは、貨幣ではないので金銭的な価値はありません。
プロジェクトに関わった全ての人に渡すための大量製作コインから、部隊内や作戦任務に関わった人達だけの極少数の発行という激レアコインも存在する奥深い世界です。
記念メダル(各地の空港)
全国各地の空港に存在するご当地メダル。送迎デッキや展示物コーナーの片隅にひっそりと設置されている記念コイン販売機。
東京タワーやスカイツリーなど観光名所にも設置され、全国各地の記念メダルを収集している方もいます。
その中で、空港記念メダルには飛行機が描かれていることが多いことから、それ専門で収集している航空ファンもいます。
この記念メダルの面白いところは、旅行やマイル修行など自ら現地で購入するということがほとんどで『○○記念』や『~の思い出』などメダルと思い出がリンクしていることで、触れただけであの時の記憶がよみがえるという楽しみもあるようです。
各地の空港には年代物の販売機も多いので、いつ撤去されるかわからない。出会ったときに即購入しないと永遠に買えないという緊張感もあるようです。
航空会社・製造メーカー記念のコイン
飛行機グッズ専門店や、空港内のエアラインショップ(主に羽田空港)で販売されている記念コイン。
最近では、『ボーイング誕生100周年記念メダル』や『JAL ボーイング787 記念コイン』などが販売されていました。
価格帯もJAL B787メダルは¥1000以内、ボーイングコインは¥5000前後だったと記憶しています。
こちらも、やはり出会ったときに購入が基本。長期間販売されているようで気付いたら売り切れという場合が多々あります。
結局、オークションなどに頼ると販売価格の倍以上で購入する羽目になる時も。
人気がないようでひっそりと売れる商品がこの部類です。
博物館製作のコイン
日本国内の博物館ではその存在が確認できていませんが、海外の航空博物館では入場用のトークン(硬貨の代わり)で販売されています。
そのデザインが素晴らしく、その博物館が何に力をいれているのかということがコインのデザインに象徴されている場合が多い。
例えば、このフランス・ル・ブルジェ航空宇宙博物館のコインは「コンコルド」や「エアバスA380」といったヨーロッパを代表する航空機が描かれています。
ツイッターの反応
いずものチャレンジコイン欲しすぎる…… pic.twitter.com/NyRbHnqXtf
— もと@カフェヲレ (@Hisui_Aion) February 17, 2019
2000年に米空軍創立を記念して発行されたチャレンジコイン(challenge coin) ちなみに、米空軍は1947年に誕生しました。#tbt #チャレンジコイン #Y2K #ミレニアム #嘉手納基地 #創立記念 pic.twitter.com/URfc7RkdJX
— 在沖米空軍嘉手納基地 (@KadenaAirBase_J) February 7, 2019
F-35といえば忘れもしない11年のペンサコラエアショー、エグリン空軍基地にいた海軍のVFA-101と海兵隊のVMFAT-501が飛行機まだ無いのにブース出してF-35のグッズ売ってたことかな。写真はそのとき買ったチャレンジコイン。 pic.twitter.com/CIXQdnFuKa
— D-backs102赤蛇教 (@prowler102) November 4, 2014
どこで購入する?
オークションやフリマ
最初の一枚として雰囲気やどんな物か試しに購入してみたいと思う方は、手軽に購入できるオークションやフリマがおすすめです。
予算¥1000くらいあれば何となくコレ!と感じたものが購入できるかと思います。ただ、個人間取引なので傷や状態というのは売り手の感覚となる場合が多く「非常に良い状態」などと記載があっても小さな傷があるなど、感覚の違いによるトラブルも多い。
海外 チャレンジコイン専門店
やはり、本場アメリカのチャレンジコイン専門店は豊富な種類と量を扱っているのが魅力です。
価格も安く、「陸軍」「海軍」「空軍」などカテゴリー分けされていてカタログを見ているだけでワクワクします。日本国内では入手不可能なレアコインも購入できます。
ただし、言葉の壁と送料が高い場合があるのが難点。ほとんどトラブルはありませんが、万が一の場合は非常に手間とストレスがかかります。
国内 チャレンジコイン専門店
やはり最初の記念すべきファースト・コインは、信頼できる専門サイトで気に入った物をじっくり調べて購入したいと思う人も多いはず。少々割高になりますが国内にも専門ショップというのがあります。
海外ショップとは違い、国内専門店なら言葉の壁やトラブル時に日本語で対応してくれるという安心感があります。
Amazon
なんでも揃うAmazonでもチャレンジコインは扱っています。手軽に購入できる反面、種類や枚数(ほとんど1枚限定)が限られているのでお気に入りが販売されるまで待つか、気に入ったら即決するという決断力が必要になります。
まとめ:収集するなら人気が出る前に
どんな趣味にでも当てはまることですが、この『アビエーション コイン』も国内ではまだまだ認知度が低い今が収集のチャンスです。
一度メディアなどで取り上げられ人気が急上昇すると、多くの航空ファンがこぞって集めだしたり、中には転売目的で集める人達も出てくるなど価格が急上昇することは目に見えています。
投資目的ではないこのような趣味のコレクションは人気が出る前にひっそり集めるのがポイントです。
今現在のアビエーションコインは、航空機ミニチュアとは正反対で入門者や学生の方が小遣いで買えるレベルが魅力です。
凹凸のある3D形状の精密なチャレンジコイン
チャレンジコイン:CFM56 ファンブレード