『今から搭乗する飛行機は新しいのか古いのか』『引退した飛行機の行方は?』『あの機体は中古機なの?』
全ての謎は機体番号をスマホで検索すれば一発でわかります。
尾翼付近にある機体番号と呼ばれる【JA801A】などの固有番号を、プレーンスポッターズで検索すると【登録日・機齢・退役後の行方・中古なのか】といったデータを無料で調べることができます。
気になる飛行機はどんどん検索しましょう!
もくじ
Planespotters.netとは
・Planespottersは、世界中のエアラインが所有するほとんどの機材の履歴を網羅する大規模なデータベースサイト。
レジ番と呼ばれる機体番号(JA771Jなど)を検索するだけで、その飛行機に関するデータ【登録日・機齢・運用状態・退役後の追跡・中古機は履歴】などが無料で閲覧できます。
空港や撮影スポットで気になった時にスマホでスグにアクセスできるのが便利です!
スポッティングという趣味(急いでいる方は飛ばしてください)
・最近、日本ではあまり注目されていない(世界では一般的)なスポッティングという趣味をご存じですか?
どんな趣味かというと、見た飛行機の機体番号をメモ…ひたすらメモるというもの。バードウォッチングに近いかもしれません。
元々は航空大国イギリスから始まったと記憶しています。紙による記録から次第に写真で記録するようになり、世界中の航空ファンと写真を交換して楽しむという世界規模に広まった趣味。(レアな機体には結構な値段が付くとか…)
今では誰もが当たり前のように一眼で飛行機撮影をしていますが、スポッターは基本的に真横(機体番号)を決められた条件で撮影します。
写真撮影&交換も楽しいのですが、機体番号をメモるもう一つの醍醐味は何といっても飛行機の履歴がわかるということ。
新しそうで意外と古い飛行機、まさかのあの国からきた中古機、退役後の行方、世界中を渡り歩いた職歴の多い機体など実に様々。
管理人が個人的に好きな機体だったJA8940という飛行機、だいぶ前にJTAを退役してどこに行ったのかわからずでしたが、Planespottersで検索してみるとまだまだ現役で活躍しているようで嬉しかった(貨物機に改造されていましたが…)
何ができるのか
搭乗前の機体を調べる
・これから搭乗する飛行機が汚れていたりすると気になりませんか?もしかしてスゴク古クテオンボロ?
そんな時はスマホ片手に尾翼付近にある機体番号をチャチャッと入力してみましょう。そしたら結果がでます、新品だけどただ汚れているだけとか、あの国からのお古飛行機だったのかなど。
知らない方が幸せなのか、知って納得なのかはお任せします。
退役機の行方を調べる
・最近は機材入れ替えが増えていますね。JTAのB737-400が全機引退、ANAのB737-500も2020年春まで、JAL・ANAは共にB767やB777を順次引退させています。
引退後の機体はどうなるのか気になりませんか?悲しくもスクラップになる機体もいれば、次の新天地で大活躍している機体もあります。
特に日本の飛行機は整備が丁寧で、乗客からも大事にされているので海外の中古市場では人気が高いとか。しかし、国内線専用(777-300や747-400D)といった機材は劣化が激しくスクラップになる確率も多いとか。
ちなみに、ANAの747-400初号機(JA8094)を覚えていますか?
なんと!もうすぐ機齢30年を迎えますが、まだまだアイスランドの地で活躍しています。このネタはまた後半で登場します。
中古機なのか経歴を調べる
・新しい機体番号のはずなのに、搭乗した客室内はなぜか暗いというか古い。これほんとに新品なのか?
こんな時も機体番号の履歴を調べると、予想外の国で使用されていた機材だとわかりガックリ納得できるかも。
Planespottersの使い方
・PlanesSpottersは無料で利用できるデータベースサイトですが、なぜか検索が一定回数を超えると”無料アカウント”を取得するように表示されます。
ここでは、”ログインなしで検索する方法”と”無料アカウント”の取得方法の2つについて解説します。
検索方法(ログインなし)
・試しに【ANAの737-800 JA88AN】がどんな経歴なのか調べてみます。
インターネットを閲覧するブラウザを立ち上げて直接下記のリンクにアクセスしましょう。
検索の虫眼鏡ボタンを押してください
”JA88AN”を入力
左右にスライドさせることで、登録日・座席数・エンジン型式などが表示
・検索の結果、JA88ANは2018年9月に登録されたまだ1年ほどの新造機で、座席数164席、エンジンCFM56-7B24Eということがわかりました。
無料アカウントの取得方法(ログイン方法)
・何度か検索していると”ログイン”するよう表示されます。その時は”無料アカウント”を取得しましょう。
名前とメールアドレス・好きなID名・パスワードの4つだけなので簡単です。
遊び方
・目の前で飛び交う飛行機の機体番号をドンドン検索して経歴を調べたり、あえて古いもの(怪しい?)機体を探すというのも面白い遊びです。
他にも活躍した機体、お気に入りだった機体が引退後どうなったのか追跡などなど。
ここでは、どんな時に活用するのかという一例を紹介します。
搭乗前の飛行機
搭乗前の飛行機、特別塗装で綺麗な機体ですが…
JAL B767-300 JA8980
※なんと検索してみると機齢22年という経年機でした…塗装ってスゴイ。
色々な経歴を持っていた JA356K
2019年9月に引退したANAのドルフィン 737-500のJA356Kは色々な経歴を持っている機体でした。
ANA 737-500 JA356K
※1996年4月にデンマークのマークスエアが新造。その後、エストニアン航空・タロム航空と渡り歩き、2001年10月にエアーニッポンが導入。ANAグループの機材として2019年9月まで使用されたという経歴の持ち主でした。
もうすぐ機齢30才 JA8094
ANAのB747-400『テクノジャンボ』として1991年に初号機として導入されたJA8094は、もうスクラップになったのか?
検索の結果、2007年の引退後はアイスランドへ渡り、貨物機に改造され今なお現役で活躍しているようです。しかも、機齢はもうすぐ30年というスゴイ機材です。
スターフライヤーの1号機 JA01MC
スターフライヤーの創業時に活躍した初号機。2005年に導入されたA320(JA01MC)は2013年に引退後どうなったのか。
スターフライヤー時代は全席シートモニター装備の144席豪華仕様でしたが、引退後は180席仕様に改造されスペインのブエリング航空で活躍中。
まとめ
キットハマリマスヨ!
・このサイト、最初はなんだ検索だけか…あまり使わないかもと思うかもしれませんが、試しに何か気になる1機だけでも検索してみてください。
そしたら、調べたい機材が色々浮かびどんどん検索すること間違いなし。
管理人のようにハマりすぎてあっという間に1時間くらい経過しているかもしれません。
最後に内容をまとめると
・PLANESPOTTERSとは
世界中のエアライン機材の【登録日・機齢・履歴・行方】を無料で閲覧できるデータベースサイト。
・機体番号(レジ番)
機体の尾部付近にある【JA771J】などの固有番号。
・魅力と楽しみ方
スマホがあれば空港・撮影スポットなど気になった時にいつでも検索できる。