飛行機で利用できる『機内無料 Wi-Fi』楽しく活用していますか?ただ番組を見ているだけでは勿体無い。インターネット接続と【フライトレーダー24】というアプリを組み合わせるだけで空の旅が何倍も楽しくなります。
機内Wi-Fiサービスとは、JALやANAの機内でWi-Fiを利用して動画コンテンツの視聴や、通信衛星を利用して機内からインターネットに接続することできる無料サービス。
インターネットやメール以外にも『フライトレーダー24』『Line』『SNS』などのアプリが利用できます。
この記事では、ANAの機内からフライトレーダー24に接続した内容を紹介します。
もくじ
機内Wi-Fi 専用アプリは搭乗前にダウンロード
・機内で無料Wi-Fiサービスを利用するには、利用するスマートフォンやタブレットに各航空会社の無料アプリをダウンロードする必要があります。
エアライン各社が無料提供しているアプリをインストールすることで、機内で提供している無料コンテンツ(動画・音楽・旅情報・インターネット接続)を利用することができます。
ANA(ANA-WiFi-Service)
・ANAの専用アプリは、ネット接続やアプリの操作が簡単で、機内でも特に迷わずスムーズに接続できました。インターネット接続する際には、ご自身のメールアドレスを入力する必要がありますので事前に用意しましょう!
※Wi-Fi接続は、離陸した約5分後~着陸5分前まで接続が可能。
飛行機に搭乗するまえに事前に下記のアプリをインストールしましょう。
JAL(gogoinflight)
・JALの場合も、ANAと同様の専用アプリが必要です。動画や音楽など無料コンテンツに関しては特に不満なく利用できますが、インターネット接続に関しては『Gogoアカウント』でログインする必要があり、初めての人は画面内で『Gogoアカウントを作成』をする必要があります。
時間が限られた機内で、この操作は非常にめんどくさい登録でした。(私の場合は迷いに迷い10分ほど要しました…)
※Wi-Fi接続は、離陸した約5分後~着陸5分前まで接続が可能。
飛行機に搭乗するまえに事前に下記のアプリをインストールしましょう。
FlightRadar24 (フライトレーダー24)
・自機の位置や、世界中の空を飛んでいる飛行機の様子がリアルタイムに見れるのがこのFlightRadar24というアプリ。
このアプリの素晴らしいところは、自機の位置だけでなく飛行高度や飛行速度、方位、機体番号、軌跡なども確認できることです。
インターネットを見るブラウザでも確認できますが、操作性や安定性を考えると専用アプリの方が便利です。
FlightRadar24でできること
・今までの機内では、現在地といえば機内モニターに時々表示される大雑把なマップや、機内誌と地形を比較するというアナログ的手法が主だったはず。
それが少し進化したバージョンが、GPS付きデジカメや簡易GPSナビなどで、現在位置や速度・高度を調べるといった方法だったかと思います。
しかし、機内Wi-Fi+フライトレーダー24の組み合わせで、これから紹介するようなことがスマホ一つで簡単にできるようになりました。まさに革命です。
機内のモニターだとこのような表示
自機の現在位置がわかる
・世界中の航空ファンが協力して、航空機から発信されるモードSという電波を受信。ネット上に公開することで全世界の飛行機の現在地がリアルタイムでわかるようになりました。
※ただし、モードS電波を受信できない地域や洋上など空白地帯はあります。また、一部の古い航空機だとモードAやモードCという電波を使用しているので便名などの情報が出ないという場合もあります。
高度・速度・方位をリアルタイム表示
・機長のアナウンスで高度や対地速度などを案内する場合がありますが、航空ファンなら全てのフェーズでその状況を知りたいはず!
それを簡単に叶えるのが、この『FlightRadar24』なのです。
アプリ内で詳細を開くとさらに詳しい情報が表示される
他機の位置がわかる
・このアプリの面白いのが、他機の情報も全てわかるということ。すなわち、自機の周辺を飛行している機体も一目でわかります。
例えば、巡航速度の早いB777に乗っている場合、巡航が遅いA320を追い越す場面だって運がよければ見ることができます。
奄美大島上空:他機の位置が一目でわかる
地上の風景がどこなのかすぐにわかる
・飛行中に何となく地上を見たら綺麗な島が見えた!ここはどこ?今までなら機内誌の地図とおよその飛行時間から、何となく現在地を割り出していたはず。何となく熊本?長崎?
そんな悩みも一気に解消。隣の友人に堂々と〇〇島が見えるよ!なんて言えます。
すれ違い写真が撮影しやすい
・空の上で他の飛行機とすれ違う写真を撮ることが好きな人はいますか?管理人は、これまでずっとその写真を撮影するために、窓にへばり付いたまま2時間過ごし首を痛めたことがあります…そのような問題も解消です。
レーダー画面を見ながら、すれ違う!タイミングに合わせて外を見るだけ。
天気図を見ながら上空から雲を眺める
・上空でしか見れない雲があることをご存知ですか?例えば温暖前線を通過中と通過後では見える雲や揺れは全く違います。
下の画像も天気図とフライトレーダーを見ながら撮影したもので、下は乱層雲で上は高層雲、その雲の合間の揺れの少ない高度を飛行していたときの写真です。
前線通過中:乱層雲(下)、高層雲(上)
フライトレーダーの位置
この日の天気図:気象庁からお借りしました
まとめ:機内Wi-Fiとアプリで大空をもっと楽しみましょう!
・せっかく窓側に座ったのなら寝るなんて勿体無いですよ。地上で生活していては見えない風景や雲など、上空だからこそ眺望できる景色はたくさん。
これまでは、飛行している現在地がわからず景色を見てもあまり面白くありませんでしたが、これからは機内Wi-Fiとフライトレーダー24を利用することで状況は一変すること間違いありません。
ぜひ、飛行機に乗るときは大空をお楽しみください。
最後にもう一度、【機内Wi-Fi+フライトレーダー24】について内容をまとめておきます。
・機内で無料Wi-Fiを利用するには
機内Wi-Fiを利用するにはエアライン専用のアプリが必要(搭乗前)
・接続できる時間帯は?
接続は『離陸の約5分後~着陸5分前まで』(通信衛星を利用しているため)
・FlightRadar24について
フライトレーダー24も専用アプリが便利(操作性が良い)
自機の位置(高度・速度・方位)や周囲の航空機の動きを知ることができる
天気図を見ながら揺れた場所を調べるのも面白い(夏休みの自由研究)
・機内での暇つぶしにはLiveATCも楽しいですよ!

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