航空無線が聞けると飛行機撮影やウォッチングが数十倍楽しめます!
空港で飛行機を見ていると、横で撮影している人達の耳元に何やらイヤホンらしきもの…あれは離着陸する飛行機の情報を収集しているのです。
耳で聞いて⇒しばらくすると目の前の飛行機が離着陸する。
一度この快感を味わうと抜け出せなくなる、そんな趣味の話です。
もくじ
航空無線とは?大空は自由に飛べない話
『広い大空を自由に泳ぎまわる飛行機』なんていう表現がありますが、実際は空にも見えないルートや通過ポイントがあります。
これは世界中の空にあり、また全世界のパイロットがそれを守って飛行するという共通のルールがあります。
みんなが好き勝手に飛ぶと衝突など大惨事になるので、航空管制官がレーダーで見張りながら指示を出し、パイロットはそれに従い決められたルートを飛行する。
このとき ”航空管制官とパイロットの連絡手段” が電波を使った無線通信。
そして、その会話をコソっと聞くのが航空無線という趣味。
ダークなイメージですが大丈夫!
国土交通省のサイトでも”エアバンドを聞いてみよう”と紹介されてます。
一人で楽しむ分には法律上も問題ありません^^
国土交通省公式サイトより
ただし、これだけは守ってください。
航空無線(エアバンド)を聞くには?
【広帯域受信機】という名前でエアバンドが聞ける機種が色々販売されています。
- 民間機:VHF帯 108~137MHz
- 軍用機:UHF帯 222~253.8MHz/275~322MHz
- 変調方式:AM
予算は1万円代~(お試しなら6970円も存在)
エアバンド関連や広帯域受信機と呼ばれる製品は、家電という扱いとは若干違い大手電機メーカー(パナソニックやシャープなど)の製品はありません。
ん十年前はソニーからも販売されていましたが(笑)
受信機メーカーで買って間違いなしという安心ブランドは、AORやアイコム、アルインコといった有名な製品がおすすめです。
ハンディータイプの受信機なら1万円台後半からあります。
ちょっと試してみたい人にはこんなラジオも売っています^^
航空無線を聞くメリット
受信機を持っていなくても撮影はできるしウォッチもできる。だけど聞ける聞けないで情報は大違い。
- ①:離着陸機の動きがリアルタイムでわかる。
- ②:飛行機撮影の耳として活用できる。
- ③:滑走路閉鎖やVIP機飛来など突発的な情報も得られる。
まだまだメリットは多いのですが長くなりそうなので…とりあえずまとめると
『持ってなくてもいいけど持っていれば空が何十倍も楽しめる』
航空無線の世界は全て英語・・・でも大丈夫。
『航空無線の世界は基本的に英語です』
英語とはいっても、学校で習う英会話とはちょっと違うので英語アレルギーの方でも大丈夫。
仕事ではなく趣味として楽しむので、自分に必要な会話が聞けたらそれでOK!
最初はこれくらい軽く考えて気軽に接するのがいいかと思います。
2つの定型文を制するとエアバンドの半分を制す
難しそうな航空無線の世界ですが、とりあえず2つの定型文を聞き取るだけで、今すぐ空港に行って十分活用できます。
- Cleared for take off (離陸)
- Cleared to land !!(着陸)
①:クリアード・フォー・テイクオフ(離陸)という指示がでたら、滑走路にいる飛行機が離陸する。
②:クリアード・トゥー・ランド(着陸)という指示で間もなく飛行機が着陸する。
この2つの会話を聞き取るだけで、目の前の滑走路で何かがおこる!(離着陸なんですが・・・)^^
エアバンドはこんな世界です(大阪 伊丹空港のライブカメラ)
伊丹空港ライブカメラのスゴイところは、航空無線でのやり取りもライブ配信されているところ!
エアバンドを始めるとこんな世界があなたを待っています(笑)
ヒコぐま
さぁ、エアバンドをはじめてみませんか?
次回から【エアバンド初心者を脱出する10の話】を紹介します。