飛行機に乗っているとキャプテンアナウンスで『今日の飛行高度は○○○フィート、メートルに換算すると○○○メートル』という表現を使っていますが、航空無線の世界でも高度はフィート単位がメインで使われています。
【エアバンド初心者を脱出する10の話】
第7回目は【フィート高度を暗算でメートルに換算する方法】についてです。
航空の世界では高さをフィート(ft)を使う
日本に住んでいると物の長さはメートル単位が当然のように使われています。
しかし、一歩海外へ目を向けると物の単位は国によってバラバラ。身近なアメリカでも長さはフィートやインチを使うなど日本人には直感でイメージしにくいものです。
世界中の空を飛ぶ飛行機が国ごとに単位を変換しているとどうなるでしょう?
様々な国のパイロットが好き勝手に自国の単位を使うとどうなるでしょう?
そのような混乱を防ぐために航空管制では高度(高さ)を国際フィートという単位を使って共通化しています。
※国際フィート:1フィートは0.3048メートル
フィートからメートル(m)に換算する簡単な方法
高度を暗算で変換できる方法を紹介します(フィート⇔メートル)
高度30000フィートを飛行中、メートルに換算するには?
30000フィートX0.3≒9000m
※厳密には1フィートは0.3048メートルなので厳密には9144mですが趣味なので四捨五入の範囲ということで。
富士山の高さ3000メートル、フィートに換算すると?
3000メートルX 3 ≒9000フィート
※こちらも先ほど同様、厳密には1フィートは0.3048メートルなので9144フィートですが趣味なので四捨五入の範囲ということで。
フライトレベル410とは高度何メートル
航空無線を聴いていると、フライトレベル〇〇〇という数値がでてきます。
この意味がわかると、上空を飛行中の飛行機の巡航高度がわかります。
航空管制では(0~10000フィートまで)は、サウザンド【thousand】を使います。
例えば9000フィートなら(Nine thousand feet)
しかし、11000フィート以上からは(Flight Level 〇〇〇)という3桁で表します。
41000フィートの場合は41000の3桁でフライトレベル 410となります。
フライトレベル 410は高度< >mでしょう?
高度:12300メートル
・フライトレベル410 は 41000フィート
・41000X0.3=12300m
いきなり『巡航高度 35000フィートで飛行中』と機内アナウンスで言われても普段使っているメートルじゃないので、凄いのか何なのか意味不明??
でも、暗算で変換できる方法を覚えたこれからは余裕ですね!
【エアバンド初心者を脱出する10の話】
第8回目は【左旋回・右旋回の数字をマスターしよう】についてです。