ボーイング B777(トリプルセブン)2019年現在でも大活躍の名機。この20世紀の傑作機はどのようなコンセプトで設計されたのか?
巨大なB747ジャンボを退役させたほどの能力を秘めているB777、この旅客機はどんな技術革新を得て21世紀の空の王者に君臨したのか。
本書は、ボーイング B777-200の開発史(設計段階・製造・組立て・テスト飛行等)やB777-300の誕生、貴重な内部写真や情報などを凝縮した数少ない資料。
55冊目の本は、MOTOR BOOKS 出版の【BOEING 777 The Technological Marvel】を紹介します。
飛行機に取り憑かれた中の人が愛読している航空ファンに役立ちそうな飛行機の本を紹介しています。
航空メカニズムに関する書籍が多いのですが、よろしければ覗いてみてください。
BOEING 777 The Technological Marvel
本の内容は?
【飛行機の本 #54 BOEING777】で紹介した本と内容は類似しているが、写真等が一新されB777-300が追加されている。
通常は立ち入ることが不可能なボーイング工場の生産ライン、それも設計・開発・テスト室という最高機密の場所を著者である(Guy Norris と Mark Wagnar)は難なく立ち入り撮影が許される。
国内の書籍ではあまり目にしたことがない B777初号機の組み立て風景、設計段階、テストフライトなどの様子を貴重な写真とマニアックな説明で記述されいて面白い。
#54と#55の本は、著者は同じだがもともとコンセプトが違うので、2冊まとめて購入しても問題ない(重複しない)内容となっています。
本の目次
- Genesis
- Journey into cyberspace
- Inside the 777
- Digital masterpiece
- The worlds biggest engines
- Flight test
- Dreamlifter
- The future family
- Operational statistics
どんな人におすすめ?
20世紀の傑作旅客機と呼ばれるB777の開発史を知りたい人。ボーイング工場の組み立て風景が見たい人
著者のこの言葉が気に入った!
読んだ人の感想
ヒコぐま
ブレーキテスト中のB777初号機(WA001)。離陸速度に達した重さ287トンの機体を100%フルブレーキで停止させるとブレーキ付近から出火。写真が印象的だった。
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(5.0)
メカ的な面白さ
(5.0)
写真・図面の豊富さ
(4.0)
値段
(3.0)
入手性
(3.0)
買うべきか
(5.0)
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