A380の着陸料は1回 100万円、出発待ちをしている飛行機の駐車料金は3万円(6時間以上)
飛行機は着陸と駐機で、一便ごとに数十万円の代金が発生します。
また、6時間以内なら「無料!」という優しい空港もあれば、車種によって「2万円~11万円」という空港もある。まるで車の駐車料金に似ています。
A320やB737といった小型機から、B777などの大型機まで使用料はどれくらいなのかまとめました。
中部国際空港の場合
BehBeh at Japanese Wikipedia, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
着陸料
・着陸時に発生する料金で、ジェット機とプロペラ機では料金がかわる。また、空港によって料金体系は違う。
- ジェット機:重量(1トン)あたり 1,660 円
- プロペラ機(7トン以上):重量(1トン)あたり 590 円
- プロペラ機(6トン以下):一律 700 円
参考:中部国際空港の場合
駐機料(停留料)
・飛行機が駐機しているときに発生する料金。空港によってかわる。
- 6時間未満:無料
- 6時間以上24時間毎:最大離陸重量(1トン)あたり200円
※中部国際空港の場合、6時間以内は無料となっているが、成田空港は約 15,000円~113,000円(6時間以内)と空港によって違う。
着陸料・駐機料の機種別一覧(セントレアの目安例)
最大離陸重量 | 着陸料 | 駐機料 | 合計 | |
A320neo | 79 トン | 131,140 円 | 15,800 円 | 146,940 円 |
A321neo | 97 トン | 161,020 円 | 19,400 円 | 180,420 円 |
B737-800 | 79 トン | 131,140 円 | 15,800 円 | 146,940 円 |
B747-400 | 396 トン | 657,360 円 | 79,200 円 | 736,560 円 |
B747-8 | 447 トン | 742,020 円 | 89,400 円 | 831,420 円 |
B767-300ER | 186 トン | 308,760 円 | 37,200 円 | 345,960 円 |
B777-200ER | 297 トン | 493,020 円 | 59,400 円 | 552,420 円 |
B777-300ER | 351 トン | 582,660 円 | 70,200 円 | 652,860 円 |
B787-8 | 227 トン | 376,820 円 | 45,400 円 | 422,220 円 |
A330-300 | 242 トン | 401,720 円 | 48,400 円 | 450,120 円 |
A350-900 | 283 トン | 469,780 円 | 56,600 円 | 526,380 円 |
A380-800 | 575 トン | 954,500 円 | 115,000 円 | 1,069,500 円 |
※料金はあくまで参考用の目安です。支援制度や割引・消費税などは含んでいません。
※その他、搭乗橋や荷物用のベルトコンベアの使用料も一便ごとに発生しますが省略しています。
安くする秘策:国内線仕様機
・本来は、航続距離 10,000 ㎞以上も飛べる高性能な大型旅客機。このような大型機材を、国内線という短距離区間で一日数百便も飛ばすエアラインにとって、不必要に大きな最大離陸重量は先ほどの料金表のように大きな出費となります。
その回避策として、国内線では使わないカタログ値の最大離陸重量を1/3程度カットした重量で設定しています。
どれくらい安くできるのか?気になる方は下記のリンクも参考になります。
【回避策を適用するとどれくらい安くなる?】