音速を突破する瞬間、ソニックブームは2度発生する。
音よりも速く進む超音速機。
音速の壁とも呼ばれる空気の塊りを機体が突き進み切り裂く瞬間、ソニックブームと呼ばれる大地を揺るがすような大音響が発生する。
全ての飛行体は音速を超える瞬間に、二重のソニックブームを発生するため2つの不連続な音が観測されるという。
超音速機の開発では「ソニックブームによる地上への被害」ということが取り上げられるが、その音とは一体どんなものなのか?
今回は、F/A-18戦闘機とコンコルドについて紹介します。
戦闘機は「ドッ!ドーン!」、コンコルドは「ドンッ!…..ドンッ!」と大音響を発するソニックブーム。
二重音の内、一度目の音は飛行物体の前方で発生する衝撃波によるもので、二度目は機体の後方で発生する衝撃波によるものとされている。
(機体のサイズや飛行条件によって聞こえ方は変わる)
戦闘機のような全長が短いタイプだと二度の衝撃波が1つの音として聞こえ、全長の長いコンコルド場合は前方から後方まで時間差があることから、二重のソニックブームが明瞭に聞こえる。
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