・初心者向け『おススメの旅客機プラモデル!』実際に管理人が作ってみた10機種を、感想も含めてランキングにしました。
初心者でも簡単に製作できる1/200 旅客機プラモデルをお探しの方は参考にしてみてください。
もくじ
1位:JAL Boeing 737-800
・B737シリーズは、翼や胴体など全体的に樹脂が肉厚となっています。そのおかげで、初心者にとって超難関な胴体の接着が簡単にできる組み立てやすいモデルとなっています。
また、ディテールに関しても申し分なく、エンジンやアンテナなど細かな突起物やブレンデッドウイングレットもリアルに再現されているのが大きな特徴。
製作難易度・ディテール・満足度ともに全ての条件を満たしているので、この機種を初心者におすすめの第一位としました。
このモデルの特徴
- B737の組み立てやすさは、旅客機シリーズ No1‼
- アンテナなど細かなディテールも再現されている。
- 適度なサイズで完成後の満足度も高く、数機並べても邪魔になりません。
2位:ANA Boeing 787-8
・ハセガワの Boeing 787シリーズは、2012年に新規金型で設計されたモデルで、今まで不満の多かった問題点やディテールが改善されています。
一例をあげると
- これまでのB777やB767では、胴体の合わせ目がズレるという問題を改善
- ディテール面の改善(翼・シェブロン形状・アンテナなど)
- デカールも発色の美しいタイプに変更
・大きな改善点はやはり胴体です。これまでの機種では胴体の接着で挫折することもありましたが、B737並みに簡単に胴体の接着ができるようになりました。これは驚くべきことです。
このモデルの特徴
- 初心者には難しかった胴体の接着が簡単に‼
- B787の特徴でもある曲線の薄い翼、シェブロンなどがリアルに再現。
- トップクラスの美しさと緻密さを誇るデカール。
3位:ANA Boeing 737-800
・日本全国、北から南まで飛び回る働き者のB737-800。機体サイズに似つかない大きなブレンデッド・ウイングレットが特徴。
これまでのB737シリーズに比べて、エンジンや空力性能を改善したことで燃費が格段に向上、コックピットレイアウトもB777と同じコンセプトデザインが取り入れられている。
プラモ製作に関してはデカールの貼り付けが少々難しいが、完成した時の喜びはトップクラスの満足度です。
このモデルの特徴
- デカール貼りが難しいANA塗装、しかし完成後の喜びはトップクラス。
- B737シリーズは、組み立てやすく初心者にも最適。
- 2~3機並べることで、デスクが一瞬で離島のローカル空港に変身。
4位:JAL Boeing 787-8
・Boeing 787シリーズの製作難易度やクオリティーは、第2位で紹介した”ANA B787-8”と同じなので好みのエアラインを選んで大丈夫です。
一つだけ管理人の個人的な感想としては、JAL機は塗装がシンプルなので苦労して完成させた割には満足感が…う~んといった感じです。
でも、美しい機体であることに間違いありません。
このモデルの特徴
- 新規金型でキット化された組み立てやすいモデル。
- GEnxエンジンも精密に再現。
- 翼やシェブロン、アンテナなど細かなディテールが特徴。
5位:JAL Boeing 777-200ER
・国内の主要路線や国際線で活躍している777 トリプルセブン。就航から20年を超えている機体もあるが、燃費や安全性・操縦性・整備性など全てにおいて優れている傑作旅客機。
777-200のプラモデルに関しては、様々な種類(JAL・ANA・-200・-200ER)が販売されている。特にJALの777-200ERは、GE90-94Bエンジンがしっかり再現されていることで人気。
ただ、B777は旧タイプの金型なので胴体の合わせ目にズレがあり製作が難しい。
このモデルの特徴
- 旧金型なので胴体の接着が難しいが完成後の満足感は大きい。
- GE90-94Bエンジンも精密に再現。
- 公式1/200完成品などに比べて約1/3の予算で製作できる。
6位:政府専用機 Boeing 747-400
・日本政府要人の輸送や様々な任務に使用する目的で導入された政府専用機。B747-400が2機導入され、1号機は1991年9月、2号機は1991年11月に受領した。
航空自衛隊 千歳基地にて運用開始され、退役の2019年3月まで様々な任務を遂行した。後継機となった政府専用機は777-300ERで、この機体の模型も製品化されている。
金型は、ANAやJALの747-400で使用された旧式のタイプなので、組み立ての難易度やディテールはほとんど変わらない。
このモデルの特徴
- 旧金型なので胴体の接着が難しいが完成後の満足感は大きい。
- 747-400を製作したい場合に入手が容易なモデル。
7位:ANA Boeing 777-300ER
・完成した時の喜び・満足度・クオリティーは、他のラインナップよりも遥かに高くトップクラス。しかし、製作は覚悟が必要なくらい困難です。
その最大の試練とは、
致命的ともいえる胴体の接合・嵌め合いがズレているということ。
個体差があると思うので全てが酷いとはいえませんが、長い胴体が問題なのか全体的に歪んでいます。
私が購入した物は、ロウソクで少し熱を加えながら歪を調整する必要があったほど酷い状態でした。初心者の方が購入する場合は、何度か他の機種を製作してから挑戦することをおススメします。
このモデルの特徴
- 完成後の喜び・満足度・クオリティーはシリーズ中最大!
- 胴体の接着には覚悟が必要。
- 部品点数が少し多い。
8位:JAL Boeing 767-300ER
・外観に特に目立つ特徴もない教科書通りのこれぞジェット旅客機という形状ですが、実はハイテクの塊で安全性・燃費・操縦性・整備性など全てがトップレベルの性能。
このモデルの特徴
- 旧金型なので胴体の接着が難しいが完成後の満足感は大きい。
- ウイングレット付きのモデルもラインナップされている。
9位:政府専用機 Boeing 777-300ER
・2019年3月まで、政府要人の輸送や任務で活躍したB747-400の後継機として導入された機体。
この模型は 2019年4月に発売された新製品だが金型は旧タイプのB777-300となっている。特徴は第7位でも紹介したが、胴体部分の製作はかなり難しい。(個体差が大きいモデルかもしれません)
このモデルの特徴
- 新製品だが金型は旧タイプ。
- 完成後の満足感はトップクラス。
- 数少ない政府専用機のプラモデル。
10位:ソラシドエア Boeing 737-800
・ピスタチオ・グリーンの鮮やかなカラーが魅力のソラシドエアの機体。プラモデル製作に関してはB737シリーズなので簡単なのですが問題点もあります。
それは、ピスタチオ・グリーンをどうやって塗料を混合して再現するか。垂直尾翼はデカールが付属していますが、エンジンとウイングレットは塗装ということでした。
説明書に塗料の調合方法が記載されていますが、デカールと色を合わせることが難しくかなり苦戦しました。
なんとなく似ているからいいかなと妥協できる人にはおススメできるモデルです。
このモデルの特徴
- B737シリーズなので組立ては簡単。
- エンジン・ウイングレットの塗装には塗料の調合が必要。
- 1機製作すると他のエアラインのB737も欲しくなる。
番外:これは辛かった・・・ピーチ A320
・ピーチ A320の組み立てに関しては正直大変でした。箱を開封しデカールを見た瞬間、唖然。ピーチという文字と窓のデカールしかない・・・
ピーチのあのカラーはどうすればいいの?デカールで再現するのでは?残念ながら説明書には塗料の調合方法だけが記載されているだけ。
もう忘れましたが、〇〇色を3つ用意してこれを何%、あれを何%の比率で混ぜるという…組み立てているうちにもうどうでもよくなるほどの商品でした。
一応、諦めずに頑張りましたが、ピーチの塗装といえばあのボディーの上から下に流れるような曲線。それもマスキングテープでご自身で。
これほど難しい物にはせめて箱に『上級者向け』と表示できないのでしょうか。
このモデルの特徴
- デカールが窓と文字だけ。
- 塗料の混合や曲線のマスキング作業が必要。
- 上級者向け。
さいごに
・プラモデル製作といえば、子供の頃に挫折した人も多いのではないでしょうか。接着がうまくできなかった・ペンキのニオイが嫌など。
しかし、最近発売されたモデルは金型技術とデカールが進歩したおかげで簡単に作ることができ、ペンキも水性タイプを選べば室内でも製作可能です。
特に初心者の方におススメする最初の一機目は『B737シリーズ』か『B787シリーズ』です。
まずは、このどちらかを作ってみて自信がついたら他のモデルに挑戦すると挫折せずにうまくいくと思います。間違っても、最初の一機目にB777-300の選択は止めたほうが良いと思います。
プラモ作りに迷っている方は下記の記事も参考になるかと思います↓
【ANA B737-500 JA306K】ハセガワ 旅客機プラモデルを1日で製作(初心者向け)
【9時間で作る】 ANA B787-9 旅客機プラモデル製作|入門者向け