飛行機の座席指定「見知らぬ他人と一緒に座りたくない」
・Seat Alertsというスマホアプリを利用すれば、【フライト予約 不要】で世界中の飛行機の便の座席状況をリアルタイムで確認することができます。
家族やカップルの旅行、一人旅でゆっくり寛ぎたい場合など、飛行機で移動する際に気になるのが隣の空席状況。
また、新型コロナの影響もあり「できれば隣に人がいない座席に座りたい」誰も口には出さないが、それが本音ではないでしょうか。
航空資料館
もくじ
Seat Alertsというアプリ
・Seat Alertsというアプリは、全世界の主要な航空会社の空席状況(シートマップ)を確認することができる便利なスマホアプリです。
『調べたい(日付・便名・航空会社・発着地)を入力するだけという手軽さ!』
普通席だけでなく、上級クラス(プレミアムクラス・ファーストクラス・クラスJ)の検索も可能。
このアプリは、iPhone・Androidのどちらにも対応しています。
国内線の座席状況も検索できる!・JAL、JTA、ANA便のシートマップは、国内線・国際線ともに確認することができます。
※検索できないエアライン
・スカイマーク・スターフライヤー・ソラシドエア・ジェットスター・ピーチ・JACなどの座席情報は、無料版では提供されていません。(有料版では提供されている可能性もありますが不明です。)
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【特徴】
・一般的に飛行機の座席状況(シートマップ)は、【予約完了後の自分が搭乗する便】だけを見ることができます。予約してはじめて、同行者と並びで座れないことや、希望の窓側席がないことに気付くという困ったことも起こります。
このアプリは、航空券の【予約不要】で座席の状況を確認することができます。
ちょっとしたことですが、シートマップの確認が「予約前」と「予約後」では手間が全く違います。
【3つの便利!】
ブロック席の状況もわかる
航空券の座席指定はエアライン各社のシートマップ上で行いますが、通常ブロック席は表示されていません。
ブロック席とは:
・空席が多い場合のバランス調整や、団体旅行・修学旅行用の数十席単位でブロックする座席。シートマップ上では予約不可という印だけでブロック席を示す表示はない。
一般会員やマイル特典・各種割引運賃で航空券を予約した際、ほとんど空席の便を選んだにもかかわらず、なぜか前方側や足元の広い特等席、中央席(窓側と通路側の間)などが予約不可になっている表示をみたことはありませんか。
これは、上級会員(ダイヤモンド・プラチナなどの〇〇メンバー、上級なんちゃらと呼ばれるお偉い人々)用にエアラインが座席をブロックしている場合があり、一般会員や普通運賃・ツアーで航空券を購入した人は指定できないという暗黙のお約束です。
一応、出発の24~48時間前にはブロック席は開放されるようですが、全てではありません。
このような特殊な席に座りたい場合は、当日空港でチェックインの際に座席指定すれば座れる可能性があります。
「ご搭乗ありがとうございます。見えない階級がある狭い機内ではありますが、ごゆっくりお寛ぎください。」
「機内はガラガラ、なぜか隣に人がいる」を防ぐ
・「予約の時点では空席。搭乗してみるとなぜか横に人がいる。でも、機内はガラガラ(なぜ?)」そんな経験ありませんか。
機体のバランス調整なのか嫌がらせなのかは知りませんが(前者です)、時々そんなことが起こる場合があります。(出発直前でチケットを購入した人が横に座る場合もあります)
これを回避するには、搭乗ギリギリまでシートマップをチェックすることです。
チェックインや手荷物検査場に入る前なら、エアラインの公式サイトやアプリで座席を変更できるので別の席に移動しましょう。
当日アップグレードを狙う
・始発のモノレールや電車・バスに乗車した際、なぜか空港に着いた瞬間にダッシュする人たちを見たことがありませんか?
その中の一部の人たちは、座席のアップグレードを狙っている場合があります。
国内線だと「プレミアムクラス」「ファーストクラス」などは、当日空席があれば手持ちの航空券が「普通席」「マイル特典」でも¥8,000~¥15,000の追加料金で変更や空席待ちができます。
ただし…これも暗黙ですが、ダッシュして一番に空席待ち番号を入手しても、のんびり後からきた〇〇メンバーの空席待ちが優先されるのは常識のようです。
(空席待ち番号 種別ABCDなどと案内するアレです。)
空港到着前にアップグレード座席が残り1席や空席待ちなら、無駄に走る必要もなく予約席を楽しむ方がよいかもしれません。
アプリの使い方
・Seat Alertsには(無料版)と(有料版)があります。
検索回数が1日7フライト以内、JALやANAだけで十分という方は無料版で楽しむことができます。
(管理人は無料版を利用しています。)
無料版と有料版の違いについては、後程詳しく紹介します。
アカウント登録(IDとパスワードの設定)
・アプリをインストールし最初に起動した際に無料アカウント登録の画面が表示されます。
登録する内容は、メールアドレス・パスワード・名前だけです。
(メールアドレスの入力に不安という方は、新規でアドレスを取得するか、普段使用しないアドレスを利用しましょう。)
(届いたメール内の”You must click here(〇〇〇リンク)to verify your account.”をタップして登録完了です。)
操作方法(フライトの検索方法)
・この説明は、上記の無料アカウント登録が完了。ログイン直後からの解説です。
無料版はフライトの検索回数が制限されています(1日7フライトまで)
ポイント!
空港名はローマ字、エアラインコードは3レターか2レターコード
(JALは”JALかJL”、ANAは”NH”で入力しましょう。)
(Cabin(座席)First:ファーストクラス・プレミアムクラス、Business:ビジネスクラス(クラスJ)、Premium Economy:プレミアムエコノミー(国際線)、Economy:普通席)
※クラス別に見たい場合は、一度戻り(FirstやEconomyなど)を切り替えて再検索します。(座席クラスの切替えも1回の検索としてカウントされますのでご注意ください。無料版:1日の検索は7フライト)
シートマップの見方
シートマップの記号の意味がわからない場合は、左下の”Legend”をタップすると概略が表示されます。
記号の意味
- 白(Available):空席
- 青(Occupied):他の乗客が指定済み
- ×印(Blocked):調整のためのブロックや上級会員の横席
- 赤ライン(Exit Row):非常口座席
- グレーライン(Wing):翼側
- 座席のレビューがある場合
(座席マーク横に緑・黄色・赤印 Good~Bad)
エアラインコード 2レター/3レター
・世界中のエアラインが網羅されている”Seat Alerts”ですが、無料版で検索できる国内線は JAL・JTA・ANA(2021/1/1 現在)となっています。
有料版だと他の国内線も表示されるのか、将来的に情報が提供されるのかは不明ですが、国内線の主な2レター/3レターコードを紹介します。
(Seat AlertsでANAを検索するときは、2レターの ”NH”で入力しましょう。)
エアライン名 | 3レター/2レターコード | |
日本航空 | JAL | JL |
全日空 | ANA | NH |
スカイマーク | SKY | BC |
エアドゥ | ADO | HD |
スターフライヤー | SFJ | 7G |
ソラシドエア | SNJ | 6J |
日本トランスオーシャン | JTA | NU |
ピーチアビエーション | APJ | MM |
ジェットスター | JJP | GK |
日本エアコミューター | JAC | JC |
フジドリーム | FDA | JH |
IBEX エアラインズ | IBX | FW |
空港コードの入力のコツ
・空港の入力は、ローマ字で”haneda”・”narita”・”naha”と入力すると予測変換され候補が表示されます。
※那覇空港と入力時、nahaと打ち込むと日本の(那覇空港:OKA)とインドネシアの(ナハ空港:NAH)が候補に表示されるのでご注意ください。
無料版で十分!(有料版との違い)
・Seat Alertsには(無料版)と(有料版)があります。
検索回数が1日7フライト以内、JALやANAの国内線だけで十分という方は無料版で楽しむことができます。(管理人は無料版を利用しています。)
しかし、様々なフライトの空席状況や国際線なども調べたいと考えているなら、アップグレードも検討する価値があります。
どのような違いがあるのか簡単にまとめてみました。
Free版 | Basic | Premium | |
料金 | 無料 | $4.99/月(約550円/月) | $9.99/月(約1,100円/月) |
シートマップ検索回数 | 1日7回まで | 250回/1か月 | 制限なし |
航空会社(400社以上) | 不明 | 〇 | 〇 |
便名だけで検索 | × | 〇 | 〇 |
シートアラート | × | 〇 | 〇 |
フライトアラート | × | × | 〇 |
前後3日の連続表示 | × | × | 〇 |
検索条件保存 | × | × | × |
年間契約割引 | × | × | $99.99/年(約11,000円/年) |
おまけ:ブロック席は上手に利用する!
・上級会員用のブロック席という響きは何だか不公平な感じもしますが、上手に利用すればこれ以上ありがたいものはありません。
例えば、上級会員が窓側席を予約していると中央席がブロックされます。ということは、通路側に座ると自動的に真ん中はブロック席なので広く使えるということになります。
大きな声ではいえませんが、空席が少ない時は上級会員を探して静かについていけば、管理人のような平会員でもブロック席の隣を利用させていただける…ということです。
例えばB777(3+4+3席)の場合
この便には、45C・47K・50Kに上級会員の人が座っている可能性が高いので、(45A・47H・50H)に座ると横席はブロックされた快適な空間となります。
「空席の多いフライトでは単なる嫌がらせなのでやめましょう!」
最後方の59・60列はエアライン関係者が利用するためにブロックされている場合があります。
最後に内容をまとめると
・Seat Alertsとは:画期的なシートマップ表示ツール
これまで、空席状況を見たい場合は予約が必要だったが、予約不要で簡単にスマホで確認できる。(iPhone・Android対応)
・無料版と有料版
無料版は1日7フライトまで(同一便の座席クラス変更も1検索としてカウント)。1か月 550円と1,100円の有料プランがある。様々なフライトや国際線も検索したい時は有料版が便利。
・ブロック席
空席が多い場合のバランス調整、団体旅行や修学旅行のためのブロックは数十席単位でブロック。上級会員の隣はブロック席。