夕闇迫る成田空港で出発準備を進めるデルタ航空のB747-400(撮影:2017年)
もうすっかり過去の機体となってしまったが、やはり国際線の花形機材といえば4発エンジンのB747だったような気がする。
日付変更線を超えて遠くアメリカへの太平洋横断フライト。
楽しみや不安など色々入り混じったワクワク感をさらに盛り上げたのが、B747ジャンボという存在だったのかもしれない。
駐機場で乗客の搭乗を待つB747の姿は、どこか優しく微笑み、自信に満ちた堂々とした姿で言葉にできない安心感があった。
今は双発機で難なく太平洋を横断、座っていれば到着するという雰囲気、長距離バス感覚のフライトはどこか味気ない。
『便利で安く!』という時代の流れとひきかえに何かを変えたのかもしれない。
今日はこの本を読んで眠りにつこう。いつの時代もやはり、B747ジャンボジェットは心を童心に帰らせてくれる。
ジャンボジェットはどう飛ぶか:佐貫 亦男 著【おすすめ飛行機の本 #1】
【成田空港】
・撮影場所:千葉県成田市古込1−1(第1ターミナル 送迎デッキ)
・機材:DELTA(デルタ航空)B747-400
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