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【飛行機の燃費】ボーイング・エアバス 機種別一覧

飛行機の燃費ってどれくらいなのか。1時間当たりどれくらいの燃料を使うのか!気になる疑問を【旅客機の燃費一覧表】としてまとめました。

ジェット機は燃費が悪いと決めつけられることが多い乗り物ですが、一人当たり/単位距離当たりの燃費って意外と悪くない高性能な乗り物なんです。

 

ボーイング機の燃費

型式 標準座席数 燃料消費量
(1時間当り)
1座席あたり100km移動時の燃料コスト
B737-300 126 席 3,490 L 3.46 L
B737-700 126 席 2,950 L 2.79 L
B737-800 162 席 3,320 L 2.44 L
B737 MAX 8 166 席 2,845 L 2.04 L
B747-400 416 席 12,530 L 3.24 L
B747-8 467 席 11,310 L 2.65 L
B757-300 243 席 4,960 L 2.40 L
B767-300ER 269 席 5,850 L 2.56 L
B777-200 305 席 7,620 L 2.80 L
B777-200ER 301 席 7,760 L 2.89 L
B777-300 368 席 8,780 L 2.68 L
B777-300ER 365 席 9,470 L 2.91 L
B787-8 243 席 6,080 L 2.77 L
B787-9 294 席 6,640 L 2.50 L

エアバス機の燃費

型式 標準座席数 燃料消費量
(1時間当り)
1座席あたり100km移動時の燃料コスト
A320ceo 150 席 3,250 L 2.61 L
A320neo 154 席 2,875 L 2.25 L
A321ceo 180 席 3,735 L 2.50 L
A321neo 192 席 3,490 L 2.19 L
A220-300 160 席 2,722 L 2.05 L
A330-300 262 席 6,800 L 2.98 L
A330neo 310 席 6,534 L 2.42 L
A340-300 262 席 7,416 L 3.25 L
A350-900 315 席 6,805 L 2.40 L
A380-800 525 席 14,930 L 3.16 L

ボンバルディア・エンブラエル・その他の燃費

型式 標準座席数 燃料消費量
(1時間当り)
1座席あたり100km移動時の燃料コスト
CRJ 200 50 席 2,130 L 5.43 L
CRJ 700 70 席 3,045 L 5.25 L
EMBRAER 175 88 席 2,635 L 3.44 L
EMBRAER 190 106 席 3,060 L 3.32 L
DASH8-Q400 82 席 1,530 L 2.80 L
SAAB 340B 31 席 620 L 3.83 L

飛行機の燃費 一覧表の見方

型式

各航空機メーカーの主要機種を掲載。

座席数

・標準仕様での座席数。エアライン各社の仕様によって若干の違いがあります。

燃料消費量

・標準座席数、標準巡航速度で1時間飛行した場合の燃料消費量をリットル(単位:L)で表示。

※各機体の燃費は満席時の数値なので、実際はこの数値よりも少ない燃料消費量となる場合が多い。

燃料コスト

・旅客機の場合、大型機から小型機まで多種多様な機種があり、もちろん座席数も大きく違います。そのため、単純に1時間あたりの燃料消費量だけでは性能を比較できません。

そこで性能比較に使われるのが、1座席(乗客一人)あたり100km移動した場合の燃料使用量(単位はリットル:L)という数値です。

興味深いのが、B747-400より大型で大重量のA380の方が座席数が多いので燃料コスト的には良い数値となっています。

他にも、A320とA320neo、B737-800とB737 MAX8など旧機種と新型機では燃料コスト的にみても格段に進化しています。

 

ポイント!
・旅客機はエアライン各社の仕様により座席数が標準と異なる場合があります。また、飛行高度や風の影響など様々な要因で燃費は大きく変化します。この一覧表では、標準仕様・カタログ値など平均燃費でまとめています。

 

車 vs 飛行機 燃費を比較

・身近な燃費といえば、やはり1リットルの燃料でどれだけの距離を走れるかという方が感覚的にわかりやすいかと思います。

最近の車は特に燃費が良くなり、ハイブリット車だと30 km/L以上となっています。

車の場合

・あの有名な車に登場してもらいましょう。

車種 燃費 巡航速度 乗車人数
プリウス 37.0 km/L
(カタログ値)
80 km/h 4人

飛行機の場合

・大型機のA380から小型のB737-800まで多種多様な機種の燃費がこちら。

燃費の単位がkmではなくmということにご注意を。

機種 燃費 巡航速度 乗客数
A380-800 60 m/L 910 km/h 525席
747-400 72 m/L 910 km/h 416席
777-300ER 95 m/L 905 km/h 365席
787-8 137 m/L 910 km/h 243席
737-800 223 m/L 840 km/h 162席

 

この表からわかること

1リットルの燃料で37kmも走るハイブリット車に対して、1リットルで100m程度しか飛べない飛行機。

一見すると、車の方が燃費が良く環境に優しい乗り物という印象ですが、はたしてそうなのか。

表をよく見ると、自動車は定員が4名に対して、飛行機は160~525人の乗客を一度に移動させることができます。しかも、巡航速度は自動車の10倍も速い。

単純に、737クラスの旅客機だと160人の乗客を1時間後には800km先の目的地まで移動させることができます。しかし、自動車だと同時に40台必要で時間も10時間かかるということになります。

大量に燃料を消費するジェット機は、環境に悪いという印象がまだまだ根強く残っていますが、冷静な目で比較すると意外にも悪くないという結果が見えてきます。

 

 

多くの方から寄せられる質問

【燃費の数値について】

英語版 Wikipedia 飛行機の燃費
(この数値を身近な1時間あたりに変更し加筆)

・信頼性について
運営側としては、機体資料等の詳細な数値を記載したいところですが、厳密さを求めますと高度・速度・重量毎に数値が変化するため、一機種で膨大な量となります。当サイトに要求されるニーズが「身近で簡単な数値」ですので、内容を抑え簡潔に紹介しております。

ご理解のもとで楽しんでいただけると幸いです。

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3 COMMENTS

持続可能な地球よりも両隣に人が居なくて快適な飛行のほうが自分にとっちゃ重要性が高いですね😂

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返信する
小酒井正浩

出来るだけ多くの人を乗せて運航するようにしてください。少しくらいの不便はこれからは容認していく姿勢が乗客に求められても良いと思います。持続可能な地球を残すために。

4+
返信する
運航管理マン

多からず少なからずほぼ現実に近い燃費数値ですね。実際はもう少し少なめですが、たぶん最大ということでしょう。

7+
返信する

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