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エンジンはジェットだ!|吉中 司(飛行機の本 #75)

この本で登場する IAE V2500は、近年LCCの普及によって急激に需要が高まったジェットエンジン。著者は1994年、既にこのエンジンの先進技術を題材にしていた。

大村君という少年と機長という設定の二人が、窒素分子サイズまで小さくなってジェットエンジン内部(ファンから吸い込まれ排気まで)をエンジン断面図のマップを持って探検するという面白い設定です。

 

航空資料館

題材は、現在もLCCで活躍中のエアバス A320に搭載されているIAE V2500エンジンです。気になる方は内容をチェック!

 

【本書の内容】

  • 第1章:大村君、機長と会う
  • 第2章:バーチャルリアリティを体験する
  • 第3章:ジェットエンジンのルーツを探る
  • 第4章:きみはグリーンジャイアントを見たか
  • 第5章:エンジントラブルを防ぐ
  • 第6章:チャレンジ

・全150ページと薄い本だが内容はかなり深い。

第1章ではAPUの概要。第2章は離陸出力中のV2500エンジンの内部に入り大型ターボファンエンジンの仕組みを学ぶ。

ここまでで既にマニアックだが、4章はタービンを回す仕組みやエネルギー効率・サイクルなどを簡潔に説明。5章はエンジンの耐久性や試験などについて紹介。

もし、『エンジン運転中にシャフトが折れたらどうなるのか?』詳しくは本文でご確認ください!

 

【どんな人におすすめ】

ジェットエンジンはなぜパワーがでるのか?どんな仕組みなのか?など入門知識を学びたい人におすすめです。

また、ジェットエンジンの仕組みは理解できているという方でも、新たな発見ができる一冊となるかもしれない。

 

航空資料館

1994年発行のジェットエンジンの基礎に関する懐かしく古い書籍ですが、まだ読んだことがないという初心者の方におススメの入門書です。

 

この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(5.0)
メカ的な面白さ
(5.0)
写真・図面の豊富さ
(5.0)
値段
(3.0)
入手性
(1.0)
買うべきか
(5.0)
3+

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