・ボーイング B737クラシック(B737-400・B737-500)に搭載されていた、CFM56-3C1エンジンのファンブレードを紹介します。
CFM56-3C1 エンジンについて
BOEING 737-400/-500
CFM International CFM56-3C1 Engine
FAN BLADE
エンジン概要 | |
型式 | CFM International CFM56-3C1 |
最大推力 | 10.5 t |
ファン直径 | 1.53m |
ファンブレード長 | 0.50m |
ブレード枚数 | 38枚 |
ブレード材質 | チタン合金(Ti-6Al-4V) |
バイパス比 | 4.8 |
全圧力比 | 25.7 |
搭載機種 | Boeing 737-300/737-400/737-500 |
・B737に搭載されているCFM56エンジンは、B-1爆撃機に搭載されているGE F101エンジンのコアが流用されているのは有名な話。では、こんな話はご存じだろうか。
CFM56-3のファンブレード形状は、GE CF6-80C2※1 エンジンのファンと瓜二つといえるくらいそっくりということ。もちろん縮尺は違うが、スナバーの位置・先端の翼型・プラットフォームの形状まで類似している点が多い。
離陸出力時のファンブレード先端周速度も、CFM56-3(415m/s)、CF6-80C2(410m/s)※1と大差はない。一部のマニアの間で話題となった両者の離陸サウンドが似ているという話はそれが理由なのかもしれない。
※1 CF6-80C2ではなくCF6-80Aのダウンスケール版ということがわかりましたので訂正します。(CF6-80AはB767-200やA310のエンジンで-50シリーズからの派生型です。)
情報:CFM The power of flight 306ページより
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CFM56-3C1 ファンブレードの画像
ミッド・スパン・シュラウド
ファンブレードのサイズ
・ファンブレードのサイズは下記のとおりです。
エンジン型式 | CFMI:CFM56-3C1 |
ブレードタイプ | スナバー付 ファンブレード |
材質 | チタン合金(Ti-6Al-4V) |
全長 | 500 mm |
全幅 | 170 mm |
重量 | 1,800 g |
※若干の測定誤差があります。