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CFM56エンジンが好きな人におすすめの本|CFM The Power of Flight

cfm the power of flight

日本に住んでいても簡単に購入できるこの専門書。CFM56エンジンが大好きという方にはおススメの一冊です。

国内の書籍ではあまりマニアックに語られることはないが、航空関係の洋書には総ページ数654全てがCFMインターナショナルについての内容という壮大な歴史本が販売されている。

CFM56エンジンとは:
B737やA320といった旅客機に搭載されているベストセラーエンジン。小型ながらパワフルで豪快なサウンドを発するこのエンジンは多くの航空ファンを虜にしている。

 

【CFM:The Power of Flight】について

どうやって見つけたのか?

SNSで【CFM56】を検索をして情報収集していたら、たまたま目に入った情報がコレ。

CFMインターナショナルの歴史書という珍しい本。

世の中、こんな珍しい本があるのかと衝撃を受けたと同時に、CFM56エンジンが大好きな管理人は欲しくて欲しくてたまらなくなり購入方法を模索しました。

『一般人でも購入できるのか?』

日本に住んでいても買えるのか。色々調べた結果、購入できることがわかりました。

購入はAmazon.com

・とりあえず、真っ先に浮かんだのが日本のAmazonでも購入できるのか。もし国内に在庫があればすぐに届くので便利かと思い検索してみましたが残念。私が購入した時点では取り扱っていませんでした。

これくらいで諦めるのは嫌なので、アメリカのAmazon.comで探すことにしました。

Amazon.com
アメリカの”Amazon.com”のアカウントも国内のアマゾンと同様に登録可能です。全ての商品が対象ではありませんが、書籍等は普通に日本からでも購入できるので便利です。(送料は1点につき$7.98=約900円くらい)

商品は$50(日本円で¥5,500円くらい)

CFMインターナショナルが公式でも紹介していた【CFM:The Power of Flight】は、全編カラーで654ページにも及ぶ壮大な歴史本。

会社誕生から始まり、CFM56-2~CF56-7B、最新のLEAPエンジンまで全ての概要が網羅されています。

サイズは25X18㎝で、厚さは3.3㎝という電話帳並みの巨大サイズ。

これくらい分厚い本…

一般的に洋書は高いイメージがありますが、この本は意外と安く良心的な価格で販売されています。

国内でも、ジェットエンジンの専門書は3,000~7,000円くらいしますが、このCFMの本も$50(日本円でおよそ5,500円くらい)と珍しい設定価格でした。

ちなみに、Amazon.comから日本への送料は(書籍1冊の場合 $7.98=約900円くらい)です。

注文してから到着までは10日程度だったかと思います。

著者は有名な写真家 Guy NorrisとTorres

・『GUY NORRIS』は航空写真家として世界的に有名な著者。

著者の書籍は、ボーイング工場など通常では絶対に立入ることができない場所でも難なく撮影し、専門的な解説も加えて出版されることから世界中に熱狂的なファンが大勢いる。

Guy Norrisの本については、当サイトでも『Boeing787』や『Boeing777』の洋書で紹介しています。

 

気になる内容はこんな感じ

・内容はかなりマニアックで、これ一冊でCFMインターナショナル社の誕生からCFM56-2~CFM56-7B、LEAPエンジンまで全て網羅されています。

メカマニアならこんな一文に興味を惹かれるかもしれない。

CFM56-3の離陸時の空気吸入量は毎分710ポンド、CFM56-7Bは毎分780ポンドまで引き上げてバイパス比を増加させた。また、CFM56-7Bには第二世代 FADECが搭載されている。

CFM56-3は2002年のアップグレード計画によって耐熱温度を20℃引き上げた結果、約1.6%燃費効率が改善された

このようなメカマニアにとって嬉しい情報が大量に掲載されているが、654ページのどこにあるのかはじっくり探さないと見つからない。

散りばめられているという言葉が最もふさわしい表現かもしれない。

マニュアルではない歴史書なので、”システム”などといった章はない。

たまたまCFM56-5の話題なら高圧タービンの改良・3D翼の話。LEAPの話ならTAPS燃焼室や3D-RTM ファンブレードのネタが登場するといった感じ。

気になる情報を見つけても、一度本を閉じてしまうと再度探すのに苦労するという面白い本。

(全編英語です)

 

当サイトに寄せられる変な質問
相変わらず変な質問が当サイトに時々投稿されます。『なぜタービンの材質がN5とわかるのですか?機密情報だと思います。』といった親切な長文が寄せられます。国内の書籍だけを読むという狭い視野ならそれは機密という発想に直結するかと思いますが、海外の文献には普通にある常識です。なぜCFM56-7BのHPTの材質がN5なのか?CFM:The Power of Flightの465ページを読んで確認してください。

本の目次

  1. Birth of the big fan
  2. The French connection
  3. Ambition in motion
  4. Snecma’s call
  5. The lost year
  6. Fighting for survival
  7. Forming a joint venture called CFM
  8. The search for a market
  9. On the brink of collapse
  10. Entering service
  11. CFM56 junior
  12. Lifelong partners
  13. Europian breakthrough
  14. Going the distance
  15. Good time , Bad time
  16. The next generation
  17. New horizons
  18. TECH56
  19. Making engines for the world
  20. A new direction
  21. LEAPing ahead
  22. Epilogue

どんな人におすすめ?

Boeing737やA320に搭載のCFM56エンジンが大好きな人・CFM56-2から-7B・LEAPまで体系的に情報が知りたい人

一言でどんな本?

マニュアルではないので、図面などは少なめですが工場内や試験・組み立てなど普段みれない写真が多く、マニアックな文字情報が多い本。

 

航空資料館

眠りながら読んでいると顔に落ちてきた。かなり痛かった…

 

この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(3.0)
メカ的な面白さ
(4.0)
写真・図面の豊富さ
(3.0)
値段
(5.0)
入手性
(4.0)
買うべきか
(3.0)
5+

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