ジェットスターの成田発那覇行きの便に搭乗中、滑走路へ向かっていると左窓に突然 JAL(日本航空)のB787-9が目の前に現れた。
グランドレベルで見るB787は、送迎デッキなど高いところから見下ろす顔つきとは全く違う存在感を放っていた。これまではノッペリ顔という印象で最新鋭機らしさも感じなかった。しかし、正面から見た精巧な顔つきはこれまでの印象を全て打ち壊した。
B787は最新の空力設計に基づいて設計された機体なのだ。一度そう感じてしまうと、もうかっこよくしか見えない。
ところで、ボーイング B787のエンジンといえば、変な意味で一躍有名になったロールスロイスのTRENT 1000というエンジンがあるが、JAL(日本航空)の機体にはアメリカGE製の最新鋭GEnxエンジンが搭載されている。
GEnxエンジンは、今なお熱狂的なファンの多いB747/B767用のCF6-80C2エンジンの置き換え用という後継機エンジンだ。
燃費性能は、CF6-80C2に比べて15~20%も良くなっている。驚くべき進化。エンジンに使用されているタービンブレードなどの材料技術や、空力設計の進化による賜物だ。
B787-9は、双発機でありながら航続距離は15000kmを超える。
【成田空港】
・撮影場所:千葉県成田市古込1−1(整備場付近 誘導路)
・機材:JAL(日本航空)B787-9 JA861J
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