那覇空港の午前10時台は忙しい。民間機や自衛隊機の離着陸が集中する時間帯の一つ。11時までの間に、約2分間隔で着陸機がやってくる。
行列の民間機に混じって、訓練を終えた航空自衛隊のF-15イーグル戦闘機がアプローチに入った。
2機のイーグルは滑走路36の上空をローパス。
左旋回し滑走路の真横を平行に通過。その間に、民間機のボーイング737を着陸させるという管制官の見事な手さばき。
そして、着陸経路に入ったF-15。
後方5マイルには次の着陸機のライトが点灯している。B777だろうか。
その合間にイーグルは、最大推力10,640 kgfを発生させる2基の強力なF100-IHI-220E エンジンのパワーを繊細に調整しながら最終の着陸態勢に入り、数秒後には着陸した。
民間機とは違う鋭い轟音が心を震わす。
それは、日ごろのストレスも吹き飛ばすほどだった。
※2020年3月26日、那覇空港の第2滑走路が運用開始された。離着陸機が2本の滑走路に分散されたことで、これまでのような空の渋滞は少し解消された。
(記事:管理人)
【瀬長島 撮影ポイント】
・撮影場所:沖縄県豊見城市瀬長島 (撮影ポイント)
・機材:航空自衛隊 F-15 イーグル戦闘機
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