ダイキンの空気清浄機<ACM75K>のイオン化線が切れたので交換と汚れたプラズマイオン化部を徹底的に洗浄しました。
空気清浄機のフィルターは定期的に清掃や交換しているのに<フィルター交換ランプ>が点灯…
5年以上も使っているので、もしかしてイオン化線が断線と思い確認したら4本中2本が切れていました。
簡単そうだったので自分で交換してみました。
もくじ
プラズマ集塵用イオン化線とは
店頭で『電撃集塵』『プラズマ集塵』という言葉に魅力を感じて購入したダイキンの空気清浄機 ACM75K。
プラズマ集塵というのは別名:電気集塵方式+プリーツフィルタの総称
イオン化線は、この細い線に直流の高電圧をかけて汚れた空気に含まれる埃や花粉にプラスの電気を帯電させる役目のものです。
イオン化線は代用できるのか
髪の毛のように細いイオン化線は、パッと見はだたの電線のようにも見えることからネット上でも代用品が話題になっていました。
エレキギターの弦と同じじゃね?
ピアノ線に見えます
いやいやニクロム線でしょ?
なんとなく色々な線で代用できそうですが・・・残念ながら金属の材質が違うようです。
イオン化線の材質はタングステンまたはタングステン合金が使われているとダイキンの特許ページにありました。
タングステンといえば豆電球などのフィラメントに使われています。先ほどの代用品とは電気的特性や金属特性がまったく違う材料といえます。
高電圧をかける場所でもあるので代用するのは難しそうです。
お客様自身で交換できない?【修理対応:費用6000円~7000円】
ダイキン公式サイトのQ&A【イオン化線が切れたときの対応】を読んだら『自分で交換するな』という内容でしたorz
じゃ~修理対応の値段はというと、引取り修理の場合で¥6,100~7,100程度もしエンジニアを呼んだらさらに出張料も発生するという内容でした。
交換用のイオン化線(1735099)1本¥699円
通販でも交換用のイオン化線が売っていました!
対応機種のパーツナンバーがわからなかったので、ダメもとでカスタマーセンターに問い合わせたら意外にもあっさり教えてくれました。
切れたのは2本ですが予備も含めて今回は4本注文しました。
※ご自身で交換される場合はパーツナンバーを確認しましょう。
分解そして部品洗浄
まずは説明書を見ながらフィルターなど不要な部分を取り外します。
5年分の汚れなのか、端子部に錆びと周囲に焼きついたような汚れがあったので全て分解して洗浄することにしました。
イオン化線が切れていた部分。
テスターで接続部の導通を確認したら、埃とかすかに焼けたような変色で電気の通りが悪い状態でした。
このイオン化線が折り返す部分も汚れで、電気的に接触が悪い状態でした。
錆びた部分は磨いて綺麗に、プラスチックの本体は水洗いしました。
※洗う際はもちろん金属部品は全て取り外してください。
イオン化線の交換だけなら5分とかからない作業でしたが、錆び取りや洗浄であっという間に2時間が経過してました(笑)
ここが難しいポイント
イオン化線は無理に引っ張ると切れます。
まとめ(問題なく動作して綺麗な空気に)
交換後の運転は問題なく動作しました。あの長らく点灯しっぱなしだった<フィルター交換>ランプが消えたのは嬉しいです。
今回は約¥1,400(1本当り¥700円)で交換でき再びキレイな空気を取り戻すことができました。
修理に出すと数日間、空気清浄機がない生活になるのでこれを回避できただけでも大満足な交換作業でした。