飛行機と鉄道|異色のコラボラッピング機
アメリカ・コロラド州 デュランゴとシルバートンの間を蒸気機関車で結ぶデュランゴ・アンド・シルバートン狭軌鉄道。
風光明媚なロッキー山脈の峡谷 45マイル(72㎞)を約3時間半で駆け抜ける。走行中のほとんどが映画のワンシーンのような見どころスポットばかりの観光列車。
1882年に運行を開始、もうすぐ140年になる歴史的価値のある鉄道路線。
その蒸気機関車が力強く走る姿を737の尾翼に描いた特別塗装機、ウエスト・パシフィック航空の”Sprit of Durango”を紹介します。
Milan Suvajac, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で
Western Pacific Airlines B737-300 N946WP
運航開始からわずか3年で倒産したWestern Pacific Airlines
1994年、アメリカ コロラド州を拠点とした格安航空会社「コマーシャルエア」を設立。就航前の1995年「ウェスタン・パシフィック航空」に社名を変更し同年4月に運航開始した。
コロラドスプリングスを中心に路線網を展開したが、経営悪化により1998年2月に倒産。
わすか3年間の特別塗装機ではあったが、機体の左側には風光明媚なロッキー山脈の峡谷を疾走する”デュランゴ&シルバートン狭軌鉄道の蒸気機関車”を描き、右側には”冬のロッキー山脈”を描いた。
”Sprit of Durango”は、旅行者だけでなく多くの鉄道ファンからも親しまれた。その特別機をヘルパが1/400シリーズとして製品化。
機体経歴
・1985年4月新造:CP Air(登録記号 C-FCPG)
・1986年4月:VASP(登録記号 PP-SNQ)
・1992年12月:GPA(登録記号 PT-WBD)
・1993年5月:MARK AIR(登録記号 EI-CHQ)
・1995年7月:Western Pacific Airlines(登録記号 N946WP)
・1998年6月:SouthWest Airlines(登録記号 N661SW)
・2012年7月:退役(スクラップ)
ちょっとCM(このあと、もっと詳しく!)
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機体全体
ノーズ部分
左後方
垂直尾翼(デュランゴ&シルバートン狭軌鉄道)
垂直尾翼(冬のロッキー山脈)
右側
右側ノーズ
コックピット
個性的で面白い海外の特別塗装機
・以前紹介した ”ベアバス” もそうですが、海外の特別ラッピング機はなぜか一目で ”何” を表現しているのかわからない機体が多い気がしませんか。
今回のウエスタン・パシフィック航空の737-300も、左側の垂直尾翼は機関車とわかりますが、右側は理解するまでに時間がかかりました。
そんなちょっとクセのあるモデルプレーンを集めるのも楽しさの一つなのかもしれません。
いつもの8割完成の投稿でしょうが、誤字脱字がおおいです。落ち着いてください。気づいたときでいいので修正して。
いつもありがとうございます。また次回もお願いします。