機内で流れるBGM集♪♪

【B737 TECHNICAL GUIDE】飛行機研究の頼りになるテクニカル・マニュアル

B737マニュアル

飛行機マニアを長く続けていると、時々欲しくなるのが「AMM」と呼ばれるエアクラフト・メンテナンス・マニュアル。

ドアの構造がどうなっているのか?エンジンとパイロンの接続方法、ファンのバランス調整、タイヤの空気圧、胴体のストリンガは2024・7075?など興味は尽きません。

今回は、飛行機マニアが普段どのようにして疑問を解決しているのかという内容です。

航空機整備マニュアル 略してAMM

AMM」と呼ばれるものをご存じだろうか。Aircraft Maintenance Manualの頭文字を取った略語で、飛行機の整備に必要な情報が全て記載されているマニュアルがこれ。

1つの機種だけで、AMMは数万ページにもなる膨大な資料。

これまでは紙ベースだったマニュアルだが、時代の進化と共にCD-ROMで提供され、最近ではオンラインで閲覧できるものもある。改定や変更等で何ページも差替えが必要な紙版に比べてオンラインなら、その必要もなく便利なのかもしれない。

ちょっとした機体の概要を知るために、数万ページの資料から探すのは時間の無駄という事で、エアラインによっては初期訓練や概略を知る必要ある場合に、テクニカル・ガイドを発行して利用する場合もある。

マニア向けの BOEING 737 テクニカル・ガイド

飛行機マニュアル

・先ほど紹介した「AMM」や「テクニカル・ガイド」といった資料を飛行機マニアが閲覧することは難しい…というか、まず見せてはくれないだろう。

そんな悩みを解決してくれたのが、B737のパイロットを務める”CHRIS BRADY 氏”が発行した【BOEING 737 TECHNICAL GUIDE】という本。

現場の整備士が実際に使用するAMMやTECHNICAL GUIDEは、飛行機マニアにとっては退屈な部分も多い。そこで、マニアが必要であろう箇所を専門家の目で選び、詳細な解説と画像で一冊にまとめている。

管理人が購入したこのガイドブックは、初期のB737-200から現代の737NGまで(737MAXは購入時期により内容がアップデートされる)網羅されており、テクニカル面での概略を必要な時にすぐに調べることができる。

航空オタクを意識した構成なので、航空工学や電子・材料・空力などといったお堅い専門書とは全く趣旨が違う。完全に趣味用の資料。

以前紹介した「なぜコックピットにボルテックス・ジェネレーター?」という内容もこの本から。

流れとしては、このガイドである程度の概略を掴み、必要なら専門書で深く理論や仕組みを調べるといった感じになる。

本文では、CDUの画面上に「APU BITE TEST」を表示させ、エアコンOFF・1Packオペレーション・2Packフルオペレーション時のAPUの情報(ガイドベーン開度、インレットTEMP、EGT、FUEL FLOWなど)様々なパラメーターを表示してみせる。

ほかにもB737が過去に起こした航空事故リスト、各種スペック、計器の説明など…

これらの資料を見せられて、メカマニア以外の誰が喜ぶのか知りたいところである。

自宅空活時間は、このような資料を眺めたりしながら情報を収集しています。

 

BOEING737 TECHNICAL MANUAL

BOEING 737 TECHNICAL GUIDEについて

・これまではオンデマンド出版だったので、管理人は海外の出版サイトを通じて購入しました。しかし、最近ではAmazonでも取り扱っているようです。

2021/1/13現在、”在庫切れ”になっているので気長に待ってみてください。

国内ではほとんど出回っていない資料なので、中古探しは難しいかもしれません。

 

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Translate »