・『現代の大型旅客機はどのような胴体構造なのか?』『400トンの機体を宙に浮かす翼の構造とは』強度計算の入門書ではないので、難しい計算式はありません。
過去に、YS-11・C-1輸送機・T-1・T-2を設計された 鳥養 鶴雄 /著・久世 紳二 /著のお二人が航空機の構造についてわかりやすく伝授。
本書の内容
- 第一章 飛行機に加わる荷重
- 第二章 胴体の構造
- 第三章 ドアと窓
- 第四章 主翼の構造
- 第五章 尾翼
- 第六章 エンジン取り付け
- 第七章 降着装置
- 第八章 操縦装置
- 第九章 複合材構造
【本について】
飛行機の構造設計(その理論とメカニズム)
・著者:鳥養 鶴雄 著・久世 紳二 著
・価格:3,300円+税
・Size:20.9X14.5X1.6cm
・ページ: 290
学生や入門者向けの内容ではあるが、単に【どんな構造】ではなく【なぜそんな構造】になっているのか、どのような考えでそうした形状になったのか、そこにはどんな工夫が生かされているのかなど、実例で示した解説本です。
航空資料館
発行された時代がB777以前なので、全体的にB767の構造例が多い印象。B4・B6・DC10の後縁フラップの例題など、好きな人には満足できると思います。
【本書で印象に残った言葉】
・一見、複雑に見れる大型旅客機や超音速機の構造も、力の伝わり方を、筋道を追って眺めれば、決して難しいものではなく、おのずとわかってくる。
航空資料館
リベット一つにも必ず意味がある飛行機の構造。なぜ、そこにボルトがあるのか!なぜ、そこだけ板厚が違うのか!そんな目線で飛行機が見れるようになる入門書です。
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(5.0)
メカ的な面白さ
(5.0)
写真・図面の豊富さ
(4.0)
値段
(1.0)
入手性
(1.0)
買うべきか
(5.0)
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