どんな業種でも事故が起きる前には必ず小さなトラブルが何回も起きている。
大事故の予兆をさぐる
目次
- 事故の前には必ず予兆がある
- パイロットが体験した前事故事象
- 管制官が経験した危機一髪
- 機体に潜む危険と闘う整備士
- IRASの確立へむけて
本の内容は?
『インシデント』とよばれる大事故発生前の小さなトラブル。これを未然に断ち切ることで事故が防げるのではないか?
そんな視点で書かれたのが本書。
内容は、パイロット・管制官・整備士にスポットを当て、1238件のインシデントレポートを収集。それぞれのインシデントが、どんな場面・タイミングで発生するのかを調べ分析している。
この本の内容はどんな業種にでも当てはまることだと思う。
あなたの職場や家庭にも、怪我や事故の危険が潜む場所がきっとある!1分以内に見つかるはず。
視点を変える大切さがわかる。
こんな人におすすめ
別の視点から不安全を見抜く力が必要な安全管理者
インシデントを事前に見抜く方法は、常に疑問を持つこと!
こんな場所に脚立があっていいのか?こんな明るさでボルトのシリアルナンバーを確認できるのか?
確認不足、疲れ、近道行動と呼ばれる日々の小さな不安全行動が、後に大きなインシデントを呼び大事故へとつながる。
ヒューマンエラーは人間の心の隙に入り込む。
他人の事例を知ることで、自分では気づかなかった面を知ることができる。
航空資料館
たった3秒のサイズ確認を怠って、30分の交換作業が追加される。わかっているけど、やめられないのが近道行動!
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(3.5)
メカ的な面白さ
(2.5)
写真・図面の豊富さ
(2.0)
値段
(1.0)
入手性
(1.0)
買うべきか
(2.5)
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