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【飛行機の本 #70】墜落 第7巻 衝突とニアミス|加藤 寛一郎

危機一髪という事態は驚くほど単純なミスで起こる。複雑化する航空管制、パイロットと管制官の間には何があったのか。

50年間に起きた航空機事故を徹底分析。難解な事故報告書を一般の方でも理解しやすいよう著者:加藤 寛一郎 氏が丁寧に解説。

全10巻で構成されている『墜落シリーズ』、航空機事故を10種類のジャンルに分類。1巻につき4~6の事故事例について概要と原因を説明。著者自身からの論評はあえて控えたとのこと。

航空機事故の研究している方の入門書としておすすめです。

 

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墜落:第7巻 衝突とニアミス

第一章:快晴、管制下の空中衝突

・1986年8月31日、エアロメキシコ498便 DC-9と自家用機のパイパーPA-28が、カルフォルニア州セリトス上空にて空中衝突した。

有視界飛行(VFR)で飛行していたパイパーP-28が制限空域へ無断進入。管制官もまたそれを見落としていた。

第二章:自家用機が着陸強行、地上衝突

・1986年11月6日、パンナム301便 B727と自家用機のパイパーP-23がフロリダ州タンパ空港の誘導路上で正面衝突した。

霧で視程が悪い状況の中、着陸態勢に入ったパイパーP-23が誤って誘導路に着陸。そこには滑走路に向けて地上走行中のB727がいた。

第三章:高度差30メートルのニアミス

・1987年7月8日、デルタ航空37便 L-1011トライスターとコンチネンタル航空25便 B747-200が大西洋上にて高度差30メートルでニアミスした。

原因はデルタ航空37便の自動操縦装置に入力する数値の誤りだった。慣性航法装置の精度が高い現代の旅客機は、驚くほど正確にニアミスしてしまう。また、両機のパイロットはニアミスの件を管制官へ報告しなかった。

第四章:病みあがりの機長、霧の空港で道に迷う

・1990年12月3日、ノースウエスト航空299便 B727と同じくノースウエスト1482便 DC-9が、デトロイト カウンティ―空港の滑走路上で衝突した。

NWA 299便 B727が離陸滑走を開始、病み上がりの復帰飛行となるNWA 1482便の機長は濃霧で視界不良の誘導路で道に迷い、誤って滑走路へ進入してしまった。

第五章:大混乱のロス空港、混乱する管制官

・1991年2月1日、UAエア1493便 B737-300とコミューター機 メトロがロサンゼルス空港の滑走路上で衝突した。

平行滑走路が4本ある大混雑した大空港。日没後という条件が重なる中、管制官は滑走路上で待機していたメトロを忘れ、USエア1493便に着陸許可を出した。

どんな人におすすめ?

・この本は、事故事例を報告書に基づき紹介した内容です。概要や事故原因、管制官との無線交信、ボイスレコーダーの内容を時系列に紹介。

著者は自身の論評をあえて控え、一般の方が理解しやすい容易な文章(図)で事実を淡々と解説しています。

論評を期待している方にはあまり向きません。

読んだ人の感想

ヒコぐま

危機的状況はちょっとした勘違いや数値の入力間違いで驚くほど単純に起こる。

 

この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(4.0)
メカ的な面白さ
(3.0)
写真・図面の豊富さ
(3.0)
値段
(4.0)
入手性
(4.0)
買うべきか
(4.0)

 

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