9冊目の本は、著者:宮城雅子 氏の【大事故の予兆をさぐる】を紹介します。
飛行機に取り憑かれた中の人が愛読している航空ファンに役立ちそうなヒコーキ本を紹介しています。
かなり偏食趣向ですが、よろしければ覗いてみてください。
大事故の予兆をさぐる
本の内容は?
どんな業種でも事故が起きる前には必ず小さなトラブルが何回も起きている。
この『インシデント』とよばれる大事故発生前の小さなトラブルを未然に断ち切ることで事故が防げるのではないか?という視点で書かれた本。
内容はパイロット・管制官・整備士にスポットを当て1238件のインシデントレポートを収集した。それぞれがどんな場面でインシデントが発生するのか事例を調べ分析している。
この本の内容はどんな業種にでも当てはまることだと思う。
あなたの職場や家庭にも怪我や事故の危険が潜む場所がきっとある!1分以内に見つかるはず。
視点を変える大切さがわかる。
本の目次
- 事故の前には必ず予兆がある
- パイロットが体験した前事故事象
- 管制官が経験した危機一髪
- 機体に潜む危険と闘う整備士
- IRASの確立へむけて
どんな人におすすめ?
別の視点から不安全を見抜く力が必要な安全管理者
インシデントを事前に見抜く力は常に疑問を持つこと!
こんな場所に脚立があっていいのか?こんな明るさでボルトのシリアルナンバーはほんとに確認できるのか?
ちょっとした確認不足、疲れ、近道行動と呼ばれる日々の小さな行動が大きなインシデントを呼び大事故へとつながる。
ヒューマンエラーは人間の心の隙に入り込む。
他人の事例を知ることで、自分では気づかなかった面を知ることができる。
著者のこの言葉が気に入った!
事故の前には必ず予兆がある
読んだ人の感想
ヒコぐま
たった3秒のサイズ確認を怠って30分の交換作業が追加される。わかっているけどやめられない近道行動!
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(3.5)
メカ的な面白さ
(2.5)
写真・図面の豊富さ
(2.0)
値段
(1.0)
入手性
(1.0)
買うべきか
(2.5)
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