・ボーイング B747-100に搭載されていた、プラット・アンド・ホイットニー JT9D-7Aエンジンのファンブレードを紹介します。
JT9D-7A エンジンについて
BOEING 747-100
Pratt and Whitney JT9D-7A Engine
FAN BLADE
エンジン概要 | |
型式 | Pratt and Whitney JT9D-7A |
最大推力 | 21.7 t |
ファン直径 | 2.34m(92.3インチ) |
ファンブレード長 | 0.73m |
ブレード枚数 | 46枚 |
ブレード材質 | チタン合金(Ti-6Al-4V) |
バイパス比 | 5.15 |
全圧力比 | 22.3 |
搭載機種 | Boeing 747-100、747SR、747SP |
・P&W JT9D-7Aは、ボーイング B747-100、-100SR/SUD(国内線用)、-SPのエンジンとして開発された推力(21.7トン)のエンジン。
ベースモデルはJT9D-3A(推力19.8トン)で、推力向上と耐久性を高めるために、コア側の圧縮機を追加、高圧タービンの材質と空冷方式の改良をしたのが-7Aとなっています。
ファンについては特に改良されていないので、-3Aも-7Aも同一の形状なっています。ミッド・スパン・シュラウドと呼ばれる突起が2つあるのが特徴。
ワイドコードファンが主流の現在、チタン合金製で細長くシュラウド突起が2つあるブレードは珍しい。
JT9D-7A ファンブレードの画像
ファンブレード全長:約76㎝
ミッド・スパン・シュラウドが2つ
航空科学博物館 JT9D-3
JT9D-7Qのファンブレード
・B747-200Bのエンジンとして登場したJT9D-7Qエンジン。推力は-21.0トン(-7A)から24.0トン(-7Q)へと増加。推力増強に貢献したファンブレードは、-7Aタイプをわずか0.5 インチ(1.3㎝)長く改良したブレードだった。※ファン全体の直径は、-7A(2.34m:92.3インチ)、-7Q(2.37m:93.6インチ)
ファンブレードのサイズ
・ファンブレードのサイズは下記のとおりです。
エンジン型式 | Pratt and Whitney JT9D-7A |
ブレードタイプ | スナバー付き・ファンブレード |
材質 | チタン合金(Ti-6Al-4V) |
全長 | 760 mm |
全幅 | 200 mm |
重量 | 3,600 g |
※若干の測定誤差があります。
≫B747 JT9D-7Aエンジン 高圧圧縮機ブレード
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5+
いまヤフオクに出てますね!!
これと同じブレードがジャンク市にありました。欲しかったけど5マソは厳しい。次回は買うことを決意し帰りました。
昔、あるパイロットから譲り受けた物を持っています。こちらと同じものです。我が家でも家宝として飾っています。
JT-9のブレードは久しぶりに見ました。初期の747のエンジンは水噴射が装備されていましたが、それでも推力が足らない非力なエンジンでしたね。それでも最終型はとても良いエンジンに仕上がっていました。