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飛行機はなぜ飛ぶか:近藤 次郎 著【飛行機の本 #5】

今の時代、『飛行機 飛ぶ原理』と検索すればすぐに答えに近いものが出てくる。しかし、それは真実なのか?ネット時代のだからこそ、自分の目で専門家の解説を確認するというのも必要なのかもしれない。

 

飛行機はなぜ飛ぶか

目次

  1. 飛行機はなぜ飛ぶか
  2. 翼とプロペラの働き
  3. 抵抗を減らす
  4. 音の壁
  5. 熱の壁
  6. 速さの限界
  7. 遅さの限界
  8. 軽くするための工夫
  9. 飛行機はなぜ落ちるか
  10. これからの飛行機

 

本の内容

飛行機での移動があたりまえとなった現代。しかし、『飛行機はなぜ飛ぶのか』という素朴な質問にすっきり回答できる人は多くないはず。

車にはタイヤがあり、船は水に浮く。しかし、飛行機には翼があると言われても何かしっくりこない。

そのような何かしっくりこない悩みを、かんたんな物理法則と空気力学で説明する。

教科書のように難しくではなくあくまで簡単に!【東京ー大阪】を移動する間に読めるようまとめた一冊。

 

どんな人におすすめ

B747-400やトライスターの時代に空気力学を学んだ人が復習したい時

ウイングレットが注目された時代を覚えていますか?

ちょうどB747-400が就航した1990年頃です。日本の空をDC-10やトライスターといった3発機が普通に飛んでいた時代です。

あの頃は航空入門用の本を探しても一般店にはあまりない時代。

航空業界もちょうど過渡期で、超音速機コンコルド・B747ジャンボ・YS-11・可変翼のF-14・垂直離着陸機ハリアーからスペースシャトルまで、多種多様な航空機が入り乱れていました。

そんな時代に発行された本書は、文章がいまと違い『~という機体が過去にいた』ではなく『~という機体ではそれが問題になっている』と全く違う。

今、再び飛行機について復習したいなら!

21世紀になった現代でも飛行機が飛ぶ原理というのは何も変わっていない。ならば昔の資料で当時を懐かしく思い楽しみながら勉強するというのもありかもしれない。

 

著者の言葉

飛行機は若い人達の夢を実現し、フレッシュなアイディアを吸収することができる機械文明のシンボルでもある。

 

航空資料館

この本を購入した時代、『最新鋭機 B747-400』のモノクロ写真1枚にも感動した。飛行機ってカッコいいと…(笑)

 

この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(3.0)
メカ的な面白さ
(3.0)
写真・図面の豊富さ
(3.5)
値段
(3.5)
入手性
(4.0)
買うべきか
(3.5)
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