エアバスA340は優雅な4発機(空飛ぶクイーン)として、B747や777とライバル関係にあった飛行機。
現在はその座を経済的な双発機に譲ったが、就航当初はETOPSの制限を受けずに世界中どこへでも飛べ、B747では座席供給が過剰な路線に適していると、大々的にアピールし登場。
AIRLINER TECH SERIES : AIRBUS A340
本の目次
- Development
- Engine choice
- Inside the Airbus A340
- The A340 in color
- Operating the A340
- Future Development (A340-500/-600 A3XX)
本の内容
『AIRLINER TECH』シリーズは、航空機のマニュアルから抜粋された図面や性能表、普段目にすることができないメカのクローズアップ写真などを多く紹介しているマニアックな本。
シリーズごとに機種を絞り専門的に解説していてメカ好きを満足させる構成となっています。
AIRBUS A340という機体は、A330と双生児の関係にあり、極端に言えばエンジンの数が違うだけで胴体構造やシステムまでほとんど共通仕様の飛行機だった。
そんなエアバスらしい合理的設計のA340の性能や特徴を紹介している。
フライトテストの様子や組立工場での作業風景はもちろん、メカ(電気・エンジン・油圧・ギアなどの説明)、コックピット計器やフライトマネージメントシステムなどについても解説している。
中でもFBY(フライバイワイヤ)操縦システムの解説・プロテクション機能などは見ごたえがあり面白い。
ほとんどのページがモノクロというのが少し残念なポイントですが、全100ページでAIRBUS A340のメカニズムの概略を知ることができる本となっています。
航空資料館
4発エンジンのA340は、姉妹機の双発A330よりも推力の低いエンジンを4つ搭載しているということで、当時は最も静かな飛行機として注目されている時代がありました。
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(5.0)
メカ的な面白さ
(3.0)
写真・図面の豊富さ
(4.0)
値段
(1.0)
入手性
(1.0)
買うべきか
(4.0)
0