なぜ、飛行機は繰り返し墜ちるのか!
50年間に起きた航空機事故を徹底分析。難解な事故報告書を一般の方でも理解しやすいよう丁寧に解説。
航空機事故の研究している方の入門書としておすすめです。
全10巻で構成されている『墜落シリーズ』、航空機事故を10種類のジャンルに分類。1巻につき4つの事故事例について概要と原因を説明。著者自身からの論評はあえて控えたとのこと。
墜落:第1巻 驚愕の真実
序章:航空機事故の趨勢と分類
・この本は、全10巻で構成されている。事故のジャンルについては下記のように分類されている。
- 予想を超える原因
- 新しいシステム
- 機体異常
- 火災と爆破
- エンジン
- 風と雨
- 衝突と分類
- 離陸
- 着陸
- 人間のミス
・序章では、なぜこのように分類したのか?過去50年(1950~2000年)の航空機事故についてなどを解説。
第一章:酔っぱらい運転
・1977年1月13日、日本航空のDC-8-62F(JA8054)が、アラスカ アンカレッジ空港で離陸に失敗。原因は機長の酒酔い運転という驚愕の事実だった。
第二章:操縦中の夫が病死
・1984年9月4日、小型プロペラ機 パイパー・チェロキーがアメリカ フロリダ州 フォート・ローダデールへ向かって飛行中、パイロットが心臓発作で死亡した。
同乗者は、死亡した夫の妻と乗客一名。操縦経験のない妻は、教官経験の資格を持つ管制官の指示で見事機体を着陸させた。
第三章:迷走30分、御巣鷹山に墜落
・1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日本航空123便、ボーイング747SR-100が群馬県御巣鷹山に墜落。
事故報告書では、事故の7年前に起きた尻もち事故による後部圧力隔壁の破損を修理したボーイング社のミスと結論付けた。
第四章:制御不能機、奇跡の着陸
・1989年7月19日、ユナイテッド航空 DC-10-10型機がコロラド州デンバーのステープルトン空港を離陸。シカゴへ向かって巡行中、垂直尾翼にある第2エンジンが突然爆発。
垂直尾翼を破壊されたDC-10は3系統の油圧を全て喪失。制御不能となった機体を、左右のエンジンの推力差だけで奇跡的に着陸させた。
原因は、CF6エンジンのファンディスクの破断だったが、なぜ疲労亀裂は見逃されたのか?
【どんな人におすすめ?】
・この本は、事故事例を報告書に基づき紹介した内容です。概要や事故原因、管制官との無線交信、ボイスレコーダーの内容を時系列に紹介。
著者は自身の論評をあえて控え、一般の方が理解しやすい容易な文章(図)で事実を淡々と解説しています。理解しやすいようたとを加えています。
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