新しいタイプの航空機事故が起き始めている。1996年~2006年の間に発生した事故の中から18件の『不可解な事故』を解説。
前作の『墜落シリーズ 全10巻』は、過去50年間の航空機事故を徹底分析だったが、続編にあたる今作は、近年の不可解な事故を丁寧に説明。
航空資料館
航空機事故の研究をしている方の入門書としておすすめです。
【本書の内容】
- 第1章:ボーイング747、燃料タンク爆発
- 第2章:MD-11、操縦室天井裏火災
- 第3章:ボーイング757、着陸寸前滑走路の照明が消えた
- 第4章:リアジェット35、操縦者酸欠で墜落
- 第5章:MD-83、ジャッキスクリューの摩耗
- 第6章:コンコルド墜落
- 第7章:エアバス A330、大西洋上で全エンジン停止
- 第8章:A300-600R、垂直尾翼脱落
- 第9章:MD-11、着陸に失敗し裏返し
- 第10章:MD-82、雷雨中の着陸強行でオーバーラン
- 第11章:ボーイング767、自殺が疑われる墜落
- 第12章:ボーイング737、過大な速度、急勾配の進入
- 第13章:ボーイング737、インド住宅街に墜落
- 第14章:ヘリコプターとセスナ172、空中衝突
- 第15章:ボーイング747とDC-10、駿河湾上空でニアミス
- 第16章:TU-154とボーイング757、ドイツで空中衝突
- 第17章:ボーイング727、着陸寸前に樹木に接触
- 第18章:DC-10、横風着陸の失敗
・前半1~8章は『人が設計する怖さ』、後半9~18章は『人が操縦する怖さ』について解説。
著者の論評は最後にまとめられ、事故のありのままの様子を容易な文章(図)で解説しています。
この本は、事故事例を報告書に基づき紹介した内容です。論評を期待している方にはあまり向きません。
航空資料館
事故のタイトルを見ただけでも不可解さが伝わる。『なぜ』それは起きたのか
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(4.0)
メカ的な面白さ
(2.0)
写真・図面の豊富さ
(3.0)
値段
(3.0)
入手性
(4.0)
買うべきか
(3.0)
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