・ジェットエンジンの基礎に関する懐かしく古い書籍ですが、まだ読んだことがないという初心者の方におススメの入門書を紹介します。
大村君という少年と機長?という設定の二人が、窒素分子サイズまで小さくなってジェットエンジン内部(ファンから吸い込まれ排気まで)をエンジン断面図のマップを持って探検するという面白い設定です。
題材は、LCCで活躍中のエアバス A320に搭載のIAE V2500エンジンです。気になる方は内容をチェック!
管理人
航空ファンや飛行機入門者向けに、読みやすく・すぐに役立つ飛行機の本を紹介しています。
よろしければ覗いてみてください。
エンジンはジェットだ! 著者:吉中 司
内容
・全150ページと薄い本だが内容はかなり深い。第1章はAPUの概要、2章は離陸出力中のV2500エンジンの内部に入り大型ターボファンエンジンの仕組みを学ぶ。
内容は2章で既にマニアックだが、4章はタービンを回す仕組みやエネルギー効率・サイクルなどを簡潔に説明。5章はエンジンの耐久性や試験などについて紹介。
もし、『エンジン運転中にシャフトが折れたらどうなるのか?』詳しくは本文で!
もくじ
第1章:大村君、機長と会う
第2章:バーチャルリアリティを体験する
第3章:ジェットエンジンのルーツを探る
第4章:きみはグリーンジャイアントを見たか
第5章:エンジントラブルを防ぐ
第6章:チャレンジ
著者:吉中 司 氏について
・『数式を使わない身近な現象でジェットエンジンの原理を説明する人』として有名な著者の吉中 司 氏。Pratt and Whitney カナダで27年間 圧縮機やタービンの開発に携わっていた技術者。
ジェットエンジンに興味を持つ航空ファンの間では有名な著者。
下記の『ジェットエンジンの仕組み』を読む前に、今回紹介の『エンジンはジェットだ!』を読むと基礎知識が身に付き理解が早まる。
ジェットエンジンの仕組み

どんな人におすすめ?
・ジェットエンジンはなぜパワーがでるのか?どんな仕組みなのか?など入門知識を学びたい人におすすめです。
また、ジェットエンジンの仕組みは理解できているという方でも、新たな発見ができる一冊となるかもしれない。
読んだ人の感想
ヒコぐま
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