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PW1100G・PW1200G シリーズ エンジン スペック・諸元表

・PW1000Gシリーズは、プラット アンド ホイットニー社が開発した『ギヤードターボファンエンジン(GTF)』エンジンと呼ばれるもので、A320neo / A321neoにはPW1100Gが搭載されている。

従来の方式では、ファンと低圧タービンはシャフトで直結されていた。しかし、効率の面では(ファンは低速回転・低圧タービンは高速回転)という相反する作動条件が良いとされている。

『GTFエンジン』では、その矛盾を解決するためにギヤを介すことで実現。高速回転する低圧タービンをギアで1/3に減速、ファンを低速回転させることが可能となった。

その結果、同クラスのハイバイパスエンジンではファンの駆動に6段ほど必要だった低圧タービンが、わずか3段で可能となった。他にもファンが効率的に作動することで低燃費・低騒音のエンジンが実現した。

これまでは推力2~3トン級のエンジンでのみ可能だった技術が、推力13トンクラスまで適応可能となったことで、その技術革新が注目されている。

また、ファンブレードの素材といえば、これまでチタン合金またはCFRP複合材料が一般的だったが、PW1100G-JM(PW1200Gを除く)にはアルコア製アルミ合金(前縁チタン貼付け)が採用されている。

 

Pratt & Whitney(プラット アンド ホイットニー)
型式 PW1127G PW1130G PW1215G
搭載機種 A320 neo A321 neo MRJ
エアライン ANA ANA
離陸推力
最大推力 27,000 lbf
(12,258kgf)
30,000 lbf
(13,620kgf)
15,000 lbf
(6,810kgf)
バイパス比 12.0 12.0 9.0
全体圧力比
空気流入量 1,705 lb/s
(774 kg/s)
1,934 lb/s
(878 kg/s)
2,550 lb/s
(1,157 kg/s)
TSFC 燃料消費率(lb/hr/lbf)
巡航推力
巡航推力
TSFC 燃料消費率(lb/hr/lbf)
ファン
ファン直径 2.06 m 2.06 m 1.42 m
ファン枚数 18 枚 18 枚 18 枚
形状 ワイドコード ワイドコード ワイドコード
材質 アルコア製  鍛造アルミ合金(7000系列) アルコア製  鍛造アルミ合金(7000系列)
圧縮機
低圧段 3段 3段 2段
高圧段 8段 8段 8段
燃焼室
燃焼器タイプ アニュラ型 アニュラ型 アニュラ型
タービン
高圧段 2段 2段 2段
低圧段 3段 3段 3段
回転数(100% rpm)
ファン回転数 3,283 rpm 3,283 rpm    
低圧側 回転数(LP) 10,047 rpm 10,047 rpm
高圧側 回転数(HP) 22,300 rpm 22,300 rpm
サイズ
型式 PW1127G PW1130G PW1215G
全長 3.28 m 3.28 m 3.28 m
ファン直径 2.10 m 2.10 m 1.40 m
重量 2,857 kg 2,857 kg ー kg
       
運用開始 2015年 2015年 2014年

【新しいスペック情報はこちら】

PW1100G-JMシリーズ スペックと概要|A320neo / A321neoシリーズ

 

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