7冊目の本は、航空事故について調査している著者:遠藤 浩 氏の【飛行機はなぜ落ちるか】を紹介します。
飛行機に取り憑かれた中の人が愛読している航空ファンに役立ちそうなヒコーキ本を紹介しています。
かなり偏食趣向ですが、よろしければ覗いてみてください。
飛行機はなぜ落ちるか
本の内容は?
飛行機はなぜ落ちるのかという問題を実際に起きた事故を実例にあげて解説。
事故原因を5つの項目に分けて、天候・構造・エンジン・人為的ミス・自動化と分類。
最近の航空事故は減少傾向にある、しかしそれはすべて過去の航空事故を徹底的に分析し改善しているからで、その裏には犠牲者がいたということを忘れてはいけない。
航空関係者や航空にかかわる人達が過去の事例を調べなおすきっかけになる本です。
本の目次
- 自然の猛威ー天候
- 壊れる機体ー構造
- 失われた動力ーエンジン
- 過ちは人の常ー人為ミス
- 機械と人間ー自動化
- 社会と航空ー経営
どんな人におすすめ?
これから航空関係に携わる人
今は安全に飛んであたりまえという時代。しかし、その裏には過去の悲惨な事故を徹底的に分析し日々改善しているから。
航空機という機械は安全になっても、人為的ミス(ヒューマンエラー)は携わっている人の心の持ちようで安全サイドから瞬間的に危険サイドに入る恐れもある。
過去の事例を分析することで『なぜ?』それは起きたのか!を知り安全サイドの領域を広げるキッカケとなる一冊。
著者のこの言葉が気に入った!
凍りついた翼が墜落を呼ぶことはわかった。では、それで事故はなくなったか?
読んだ人の感想
ヒコぐま
ヒヤリとしたことが何度も連続で重なるとそれはいつか事故に繋がるかもしれない。そのチェーンを切れるのは知識を身につけること…かな?
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(4.0)
メカ的な面白さ
(3.0)
写真・図面の豊富さ
(3.0)
値段
(4.0)
入手性
(4.0)
買うべきか
(4.0)
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