『墜落か生還か』緊急事態が発生した機内、生死を分けたのは一体何だったのか?
航空機の墜落について紹介した本は数多くありますが、緊急事態の飛行機を生還させたという事例をまとめは本はあまり存在しません。
著者は、元・ブリティッシュ エアウェイズのB747 パイロット。
航空資料館
【本の内容】
第一章:位置喪失、太平洋上の捜索
・1978年、セスナ188 軽飛行機をカリフォルニアからオーストラリアまで、一人のパイロットが広大な太平洋上の小さな島々を結びながら長距離フライトを行っていた。燃料は常に満タンで22時間飛行可能。しかし、安全に太平洋を横断する要となる航法計器が突然故障し位置喪失となった。その情報を受け、近くを飛行していた定期便のDC-10が捜索することに。
第二章:警告灯が・・・バミューダ騒動
・1983年5月4日、イースタン航空 855便 マイアミ発ナッソー行きのトライスターが離陸。飛行時間はわずか37分という短距離のフライト中に、RR製 RB211エンジンが全て停止した。通常3つのエンジンが同時に故障というのは確立からすると非常に稀な緊急事態。
海上着水を覚悟したが、幸い第二エンジンがスタート。エンジン1基だけで緊急着陸を行った。大型機を危険な状態を招いた原因が、ゴム製の小さなリングだった。
第三章:離陸すべきか、機長の決断
第四章:爆発!機体に大穴が
第五章:燃料ゼロ、最悪が重なる
第六章:ハイジャック、四分間の脱出劇
第七章:氷結、エンジン停止
第八章:急降下、制御不能
第九章:火山嵐との遭遇
第十章:墜落寸前、生還
【どんな人におすすめ?】
・航空事故の事例を紹介した本は数多くありますが、緊急事態が発生した飛行機を生還させたという事例を10章にまとめて解説している本はあまりありません。
どのようにして生還させたか。そのような事例を探している方におススメです。
航空資料館