28冊目の本は、著者:杉浦一機 氏の【エアラインクライシス(なぜ信じられない事故が起こるのか)】を紹介します。
飛行機に取り憑かれた中の人が愛読している航空ファンに役立ちそうな飛行機の本を紹介しています。
かなり偏食趣向ですが、よろしければ覗いてみてください。
エアラインクライシス
本の内容は?
今まで飛行機事故の主な原因としては、機材故障・悪天候・操縦ミスなどの割合が大半を占めていました。
しかし、2000年以降はその様子が少しずつ変化していると著者 杉浦一機 氏は言う。
2001年のアメリカ同時多発テロを皮切りに紛争地帯付近を通過していた旅客機がミサイルで打ち落とされる事故。暴走するコンピューター、ハイテクになっても依然とかわらない鳥衝突、急激に増加した格安航空会社の誕生による大手航空会社の経営難など。
詳しくは本書にあるが航空事故の要因は少しずつ変化しているのは間違いない。
本の目次
- クライシスの始まり
- 信じられない事故が起きている
- 日本の空が危ない
- 危ないエアラインが飛んでいる
- 危険な空港はどこだ
- こんな機種には気をつけよう
- 安全性と信頼を取り戻すために
どんな人におすすめ?
航空事故について研究している人
これまではただ漠然と『飛行機が古い』『今日は天気が悪い』『あの会社はいい噂がない』などという理由だけで大丈夫か?と判断していた。
しかし、航空事故は様々な要因で起こる可能性が増えてきた。
これからは、様々な事例を知って視点をずらす必要があるかもしれない。
著者のこの言葉が気に入った!
今では飛行機そのものは安全であっても、乗客は別の要因で脅かされる時代となった~~~つまり、飛行機の安全性と乗客の安全性は一致しないということだ。
読んだ人の感想
ヒコぐま
衝突する鳥だって被害者。空を飛ぶものどうしお互いが共存できるアイディアはないのかな?
この本のまとめ
読みやすさ(初心者向き)
(3.5)
メカ的な面白さ
(2.5)
写真・図面の豊富さ
(1.0)
値段
(2.5)
入手性
(3.0)
買うべきか
(3.5)
1+
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