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A320シリーズ:CFM56-5B エンジン【全36タイプ】型式番号からここまで追える

ピーチ_機材_エンジン

・A318からA321まで、推力 21,000 lbf~32,000 lbfと幅広くカバーする CFM56-5Bエンジン。そのシリーズは全部で36種類もあります。

一体、何がどう違うのか?

型式別に最大推力などをまとめてみました。

 

CFM56-5Bシリーズ型式別一覧

CFMI CFM56-5Bシリーズ
エンジン型式 最大推力
(lbf)
連続最大
推力(lbf)
Flat Rate Temp
最大推力時気温
燃焼室 EGT
(最大出力時)
”P” ”TI” B
A
M
P
搭載機種
CFM56-5B1 30,000 29,090 86°F/30℃ SAC 950 A321
CFM56-5B1/P 30,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B1/2P 30,000 29,090 86°F/30℃ DAC 840 A321
CFM56-5B1/3 30,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B2 31,000 29,090 86°F/30℃ SAC 950 A321
CFM56-5B2/P 31,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B2/2P 31,000 29,090 86°F/30℃ DAC 940
CFM56-5B2/3 31,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B3/P 32,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B3/P1 32,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B3/2P 32,000 29,090 86°F/30℃ DAC 940 A321
CFM56-5B3/2P1 32,000 29,090 86°F/30℃ DAC 940 A321
CFM56-5B3/3 32,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B3/3B1 32,000 29,090 86°F/30℃ SAC 940 A321
CFM56-5B4 27,000 24,370 113°F/45℃ SAC 950 A320
CFM56-5B4/P 27,000 24,370 113°F/45℃ SAC 940 A320
CFM56-5B4/P1 27,000 24,370 122°F/50℃ SAC 940 A320
CFM56-5B4/2P 27,000 24,370 113°F/45℃ DAC 940 A320
CFM56-5B4/2P1 27,000 24,370 122°F/50℃ DAC 940 A320
CFM56-5B4/3 27,000 24,370 113°F/45℃ SAC 940 A320
CFM56-5B4/3B1 27,000 24,370 86°F/30℃ SAC 940 A320
CFM56-5B5 22,000 20,250 113°F/45℃ SAC 950 A319
CFM56-5B5/P 22,000 20,250 113°F/45℃ SAC 940 A319
CFM56-5B5/3 22,000 20,250 113°F/45℃ SAC 940 A319
CFM56-5B6 23,500 20,250 113°F/45℃ SAC 950 A319
CFM56-5B6/P 23,500 20,250 113°F/45℃ SAC 940 A319/320
CFM56-5B6/2P 23,500 20,250 113°F/45℃ DAC 940 A319
CFM56-5B6/3 23,500 20,250 113°F/45℃ SAC 940 A319/320
CFM56-5B7 27,000 24,370 86°F/30℃ SAC 950 A319
CFM56-5B7/P 27,000 24,370 95°F/35℃ SAC 940 A319
CFM56-5B7/3 27,000 24,370 86°F/30℃ SAC 940 A319
CFM56-5B8/P 21,600 19,060 86°F/30℃ SAC 940 A318
CFM56-5B8/3 21,600 19,060 86°F/30℃ SAC 940 A318
CFM56-5B9/P 23,300 20,250 86°F/30℃ SAC 940 A318
CFM56-5B9/2P 23,300 20,250 86°F/30℃ DAC 940
CFM56-5B9/3 23,300 20,250 86°F/30℃ SAC 940 A318

一覧表の見方

エンジン型式

・CFM56-5Bエンジンは大きく分けて 8タイプある。

搭載機種は、A318・A319・A320・A321シリーズ。

/以降の文字で付加された機能を読み取ることができる。

  • CFM56-5B:基本モデル SAC(Single Annular combustor)タイプ
  • CFM56-5B/Pシリーズ:PIP(コア改良型)+SACタイプ
  • CFM56-5B/2シリーズ:DAC(Double Annular combustor)タイプ
  • CFM56-5B/3シリーズ:Tech Insertion(改良コア・整備コスト・燃費改善型)
  • CFM56-5B/2Pシリーズ:DACⅡ(Double Annular combustorⅡ)
  • CFM56-5B/P1モデル:PIP+BUMP(推力を一時的に10%増強)機能
  • CFM56-5B/2P1シリーズ:DAC+PIP+BUMP
  • CFM56-5B/3B1シリーズ:Tech Insertion+BUMP

最大推力

・Flat Rate Temp(外気温)時に発生可能な最大推力。単位はポンド(lbf)で表示。

連続最大推力

・最大推力には時間制限がありますが、連続最大推力は時間の制限がなく発生可能な推力。単位はポンド(lbf)で表示。

Flat Rate Temp

・ターボファンエンジンの発生推力は外気温によって変化します。温度が高くなると最大推力は低下。上の表は、Flat Rate Temp(外気温)時の最大推力。

・CFM56-5Bの標準タイプは30℃

・高温高地用の増強型は45℃

・一時的に推力を10%引き上げる ”BUMP” 機能搭載型は50℃

燃焼器

Cannular combustor on a Pratt & Whitney JT9D turbofanOlivier Cleynen, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons(PW:JT9D)

・ターボファンエンジンでは主流のアニュラー型の燃焼器がCFM56-5Bでも使われいる。燃焼ガスを作り出す内部の空間の形状によって2種類のタイプがあります。

 

シングルアニュラー燃焼器 (SAC:Single annular combustor)

内部の円周状空間を1つの部屋(1つの大きな缶)というイメージで、同心円状に燃料ノズルが20~30個取り付けられている。

 

CFM56 Combustion Chamber Dome DetailNubifer, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ

デュアルアニュラー燃焼器 (DAC:Dual annular combustor)

SAC燃焼器内部の円周状空間に仕切りをつけて2つの部屋にしたような物。

燃料ノズルもプライマリーとセカンダリーという名称で同心円状に二重に取り付けられている。燃料ノズルを二重にする目的は、燃焼ガス中のNOxなど有害物質の発生を抑えること。

低出力時はシングルでSACのように作動させ、高出力時はデュアルで作動。

 

DOUBLE ANNULAR COMBUSTOR MODEL NO. 12 - NARA - 17418402アメリカ国立公文書記録管理局, Public domain, ウィキメディア・コモンズ

EGT

・CFM56-5Bの場合、EGT(エンジン排気ガス温度)はLPT(低圧タービン)に入る前のガス温度を測定。単位は摂氏(℃)で表示。

CFM56-5BシリーズのEGT限界値は 940℃と950℃の型式がある。

”PIP”:Performance Improvement Package

・CFM56-5B1をベースにコアを改良しパフォーマンス改善したタイプ。高圧圧縮機・高圧タービン・低圧タービンをNew 3Dテクノロジーによって再設計。

”TI” Tech Insertion

・1990年に型式証明を取得したCFM56-5Bシリーズ。PIPを適用した性能改善型や小さなマイナーチェンジは度々行われていたが、大幅に燃費や環境性能・整備コストを下げるコアの改良(TECH56 プログラム)を適用した ”Tech Insertion” 型を開発。

2004年に型式証明を取得、モデル名の/以降に ”3” が付帯されている。

その主な内容は、高圧圧縮機ブレード・燃焼器・高圧、低圧タービンの再設計となっており、その効果は燃費だけでなく整備コストも約5%削減した。

2007年以降~に新造されたほとんどのエンジンに ”TI” プログラムが適用されていると思われる。

”BUMP”:スラストバンプ機能

・通常の定格推力では離陸できない標高の高い場所にある空港や高温地域において、一時的に推力を約10%増加させる機能。

スラストレバーにある2つの赤い”BUMP”ボタンを押すことで動作させることができる。この機能は、型式の/以降に ”P1” ”2P1” ”3B1”が付帯されているエンジンのみ。

この機能によって、ベースモデルで認定された高度より5000フィート高い、高度 14,100ftの空港でも運用が可能。

しかし、”BUMP”機能は著しくコアの寿命を悪化させることから使用回数に制限があるという話もある。また、使用した場合は自動的にメンテナンスログに記録される。

対応している型式は6つのモデル。

 

※エンジンや機体に関する内容は複数の資料を参考にしています。誤字や勘違いをしている場合もあります。間違いは見つけ次第修正しています。

また、内容は随時追加する予定です。

 

[関連情報]

B737-800:CFM56-7Bエンジン【全53シリーズ】型式番号からここまで追える

A320ceo エンジン CFM56-5B のスペックをディープに解説 ⑭

 

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