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CF6-80C2シリーズ スペックと概要|B767・747-400・その他

B767や747-400等で有名なCF6-80C2エンジン。その概要とスペックについて紹介します。

1984年、A300/A310に搭載され運用を開始したGE CF6-80C2シリーズは、対応する推力範囲が広く・頑丈・高い信頼性・メンテナンス性が良いことから、2021年現在でも使われているベストセラーエンジン。

エンジン制御コンピューターのプラグを変更することで容易に推力を変更できることから、ボーイング機だけでなくエアバスや軍用機(軍用コード F138)など様々な機種に搭載されている。

 

CF6-80C2の概要

KLM Boeing 747-400 on approach to LAXJakkrit Prasertwit (GFDL 1.2 または GFDL 1.2), ウィキメディア・コモンズ経由で

CF6-80C2シリーズ モデル

・ベースはCF6-80Aエンジン。-80C2の派生型は24タイプある。

GE CF6-80C2シリーズ
エンジン型式最大推力
(lbf)
連続最大推力(lbf)Flat Rate Temp
最大推力時気温
燃料制御IDG油圧ポンプFAA
型式証明
搭載機種
CF6-80C2A157,86053,39086°F/30℃PMC121984/11/11A300B4
CF6-80C2A252,46048,080111°F/44℃PMC121984/11/11A310-200
CF6-80C2A358,95054,79086°F/30℃PMC121986/3/5A300B4
CF6-80C2A560,10056,21086°F/30℃PMC121987/5/12A300-600R
CF6-80C2A5F60,10056,21086°F/30℃FADECⅠ121993/4/2A300-600R
CF6-80C2A857,86048,08095°F/35℃PMC121990/1/22A310-300
CF6-80C2B155,98049,55086°F/30℃PMC111984/11/11VC25,B747-300
CF6-80C2B1F57,16049,81090°F/32.2℃FADECⅠ111987/3/26B747-400
CF6-80C2B1F160,03049,81086°F/30℃FADECⅠ111989/10/23B747-400ER/F
CF6-80C2B1F260,03056,17086°F/30℃FADECⅠ111993/9/17B747-400ER/F
CF6-80C2B251,95049,02090°F/32.2℃PMC111986/11/20B767-200/-300
CF6-80C2B2F52,01049,14086°F/30℃FADECⅠ111988/5/18B767-200/-300
CF6-80C2B3F52,01039,85090°F/32.2℃FADECⅠ111990/4/11
CF6-80C2B457,18052,37090°F/32.2℃PMC111986/3/5B767-200/-300
CF6-80C2B4F57,28052,47077°F/25℃FADECⅠ111988/5/18B767-200/-300
CF6-80C2B5F60,03049,81086°F/30℃FADECⅠ111994/8/11B767-200/-300
B747-400ER/400F
CF6-80C2B660,07056,10086°F/30℃PMC111987/2/20B767-300
CF6-80C2B6F60,03056,17086°F/30℃FADECⅠ111988/5/18B767-200/-300
KC-767
CF6-80C2B6FA60,03056,17086°F/30℃FADECⅡ211994/1/31E-767
CF6-80C2B7F60,03056,17086°F/30℃FADECⅠ111993/1/27B767-200/-300
B747-400ER/400F
CF6-80C2B8F60,03056,17086°F/30℃FADECⅠ111997/9/2B767-400
CF6-80C2D1F60,69056,73086°F/30℃FADECⅠ121988/5/18MD-11
CF6-80C2K1F59,74043,40086°F/30℃FADECⅢ122004/7/14C-2
CF6-80C2L1F
(F138)
51,25044,10095°F/35℃FADECⅢ122002/1/30C-5M

ファン(FAN)

・ファン直径93 in(2.36m)、ブレード枚数 38枚、チタン合金製(Ti-6Al-4V)、ミッドスパンシュラウド付ブレード

空力効率の良い翼型、スナバ―形状の見直し、BPR 5.0以上を狙った高バイパス設計

最大出力時のブレード先端(チップ)速度は450m/s、1秒間に802 kg(25mプール 約1.1杯分)の空気を一度に吸い込む。

 

低圧圧縮機(LPC)

・軸流式圧縮機(4段)

高圧圧縮機(HPC)

・軸流式圧縮機(14段)、可変式インレット・ガイドベーン、1~5段まで可変静翼、6~14は固定式静翼

動翼材質:チタン合金(1~5段)、ニッケル基耐熱合金(6~14段)

最大出力時のコアフローは154kg/s、全体圧力比は31.8に達する。

燃焼室

・アニュラ型燃焼器、低環境負荷タイプ、ICAO排出物基準に対してHC 12%・CO 22%・NOx 49%削減

高圧タービン(HPT)

・高圧タービンは2段タイプ、前バージョン(-50シリーズ)をベースにデザインや材質が変更されている。

初期型の材質はRene 80H、中期 Rene142(一方向凝固 DS)、後期 Rene N5(単結晶 SC)

初期型はわずか数年程度だったことから、現存するスクラップ・ブレードの数が極端に少なく、航空ファンの間では人気が高い。よくみかける航空部品オブジェは Rene 142タイプがほとんど。

1990年代:翼面メタルコート

2000年以降:セラミック遮熱コーティング(TBC)が施されているブレードが多い。

高圧2段目はRene 80HまたはRene142

-80C2B7及びB8は、高圧タービンディスクに粉末冶金(第二世代 焼結合金材 Rene R88DT)を採用。GE90の技術なども取り入れられている。1999年から2000年にかけてCF6-80C2シリーズは大きく改良された。

低圧タービン(LPT)

・5段構成、動翼の空力効率改善

燃料制御

・FADEC

アクセサリー

・ギアボックスには、エンジン用の各種ポンプ、スターター、機体側(発電機、油圧ポンプ)が装着されている。

機体用発電機(IDG:90 kVA)1台

E-767用のCF6-80C2B6FAは、IDG(容量 150 kVA) が2台装備されている。

競合エンジン

PW4000-94

RR RB211-524G/H

CF6-80C2 seriesスペック

General Electric CF6-80C2K1F Engine at JASDF Gifu Air Base October 30, 2016 (cropped)Hunini, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

General Electric(GE Aviation)
型式CF6-80C2 series
搭載機種Boeing / Airbus / C-2 / C-5M 他
離陸推力
最大推力[-80C2A1]
57,860 lbf(A300B4)
[-80C2B1F]
57,160 lbf(747-400)
[-80C2B6F]
60,030 lbf(767-300ER)
[-80C2B6FA]
60,030 lbf(E-767)
[F138-GE-100(-80C2L1F)]
60,030 lbf(C-5M)
バイパス比4.97~5.31
ファン圧力比(FPR)
全体圧力比(OPR)30.4~31.8
ファン空気流入量1,769 lb/s
(802 kg/s)
コア空気流入量340 lb/s
(154 kg/s)
TSFC 燃料消費率
(lb/hr/lbf)
0.316(T-O時)
巡航推力
巡航推力11,330 lbf
TSFC 燃料消費率
(lb/hr/lbf)

回転数(最大)CF6-80C2A 
低圧軸(LP)3,320 rpm
(101.2%)
高圧軸(HP)10,070 rpm
(102.5%)
EGT
ファン
ファン直径2.36 m(93 in)
ファン枚数38 枚
形状ミッドスパン・シュラウド付
ファンブレード
材質チタン合金
圧縮機
ファン1段
低圧軸4段
高圧軸14段
燃焼室
燃焼器タイプアニュラ型
燃料ノズルー本
燃料制御FADEC
タービン
高圧段2段
低圧段5段
サイズ
型式CF6-80C2 series
全長4.26 m
ファン直径2.36 m(93 in)
重量9,790 lb
 推力重量比 [-80C2B6F]
6.13
運用開始1984年

※一部のデータはEASAから


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