いつも「マニアな航空資料館」をご利用いただきありがとうございます。
2022年12月30日、今年も残すとこあと1日となりました。当サイトでは今年も様々なマニアックな航空ネタを投稿してきました。
今年はどんなを内容を紹介したのか、少しほろ酔い気分で皆様と一緒に振り返ってみたいと思います。
2022年1月
まずは、当サイトの定番メニュー的な存在「エンジンスペックマニュアル」
エンジンを型式別に紹介したこのマニュアル。実は、Wikiにありそうで無いという重箱の隅をつつく小ネタ集として玄人志向の方々に喜ばれています。
この内容の一部分、ネタ元はなんといってもアレですよアレ、当サイトの管理人は昔「航空関連資料の書籍商」もしていましたから…ね…普通の専門書にはない情報が含まれている場合もあるということです。
出典元?よく質問がきますが、答えられませんよね、〇〇の説明書ですなんて。大人の事情ってやつです。
記事内の全てではありませんが、どこかに散りばめていますのでぜひ探してみてください。
コア吸入空気流量や回転数・マテリアルなんて簡単に探せますか。そういうことです。
「単なるスペックマニュアルなんて掲載すんじゃね~」と思っていた人達、そのデータはネット上で簡単に見つかりますか?
PW2000 | PW1100G |
GE9x | V2500 |
JT9D | CF6-50 |
2022年2月
開店しているのか閉店しているのかわからないと、時々野次メールが飛ぶ「空のデータ屋さん」マニアな航空資料館。
特殊なデータばかりを集めているので、読むのは一瞬ですが調べるのは結構時間がかかっています。
やっぱりライバルはWiki、ジェットエンジンの比推力や燃料消費率・バイパス比の型式別一覧がないことに目をつけて掲載。
時々、YouTubeや他サイトで掲載したいのでネタ元は?と聞かれますが言えないですよね。出典元がアレですから。
いつも返信メールではご説明していますが、改めてそういうことなのでご理解を。
しかし、「Trentの型式32タイプ」や「CFM56-5Bの型式36タイプ」などは、EASAのデータからチマチマ調べて掲載していますので普通の資料からです。
2022年3月
実際に空を飛んだ部品をカプセルに詰めた、JALガチャ「整備のお仕事」皆さん覚えていますか。
だいぶ前のように感じますが、第1弾(2022年1月17日)、第2弾(2月10日)とまだ最近の話です。
当サイトでも「格闘!エンジンボルトを全力で調査」を紹介。
リーフレットにない情報を2時間で解明、エンジン型式や材質・新品価格などマニアックな戦いに挑みました。単なるボルトやナットと2時間も遊ぶなんて初めての出来事で楽しかった思い出企画です。
流石に第4弾以降からは飽きてしまい止めましたが、引き続き購入は継続しているのでまた適度に紹介したいと思います。
他には、徐々に旅行者が戻り飛行機に乗る機会が回復したことで、機体のメカに関する内容が読まれる頻度が高くなったのも今年の3月です。
リクエスト記事や特集記事などを織り交ぜて紹介しました。
2022年4月
「マニアな航空資料館」といえば、ファンブレードやタービンブレードといった航空ジャンク品を紹介しているサイトとしてマニア界隈では広く知られるようになりました。
皆様の口コミにはいつも感謝しております。
管理人が一番力を入れているのが航空ジャンク部品の紹介記事。
唯一自由に好き勝手に内容を書けるので思いっきりマニアックに書いてます…といいたいところですが、大人の事情もありかなり情報を抑えています。
「部品番号は?」「部品改定の時期を詳しく」など希望も多く寄せられ、ここまでは書こうかなと思いつつも仕方なく記述制限をしています。
しかし、多少のヒントとなるようゴニョゴニョとわかる人には伝わるようにボカシながら表現しています。
このあたりが難しいですね。ゴニョゴニョ部分や言葉のボカシを見つけたら、ココかと思いながら読んでいただけると嬉しい限りです。
2022年5月
部品鉄、バス廃品に続き、航空ジャンクも少しずつ一般の方にも浸透して人気のジャンルとなってきました。
特に空を飛ぶために絶対に必要なエンジン。
今までは、どこか縁の下の力持ち的な存在であまり人気のないジャンルでしたが、今年はマニアックすぎる内容の記事でも、楽しかったというコメントを頂けることも増えました。
初心者向けと言いながらすぐに脱線する当サイトの内容。いつも温かく見守っていただきありがとうございます。
2022年6月~8月
夏休み前から旅行需要が回復し沖縄観光の旅行者が増えました。しかし、沖縄県内はレンタカー不足と話題に。それに連動して公共バス機関の利用が観光時の移動手段となりました。
「那覇空港発着の路線バス」の人気が高まると同時に、乗車方法や詳細な情報を求める声が多くなったことで新たなカテゴリーを追加。
飛行機で移動する人が増えたことで、一般の方も力強いエンジンの迫力に魅了されたり、空港の雑学に興味を持つ読者の方も増えました。
2022年9月
嘉手納飛行場を一望できるスポット「道の駅 かでな」がリニューアルしたことで、軍用機ウォッチが今まで以上に楽しく撮影できるようになりました。
9月といえば「空の日」、飛行機好きにとってはイベント目白押しの日々。恒例の航空ジャンク市や様々な空港でイベントが開催されました。
それに併せて、当サイト恒例のタービンブレード紹介企画「747-400を飛ばした3社のエンジン」を紹介。
投稿後から何故か、RRのHPTブレードに関しての意見や間違いを指摘するメールが何通かきましたが、ほらあれですよ、記事の内容は複数の公式ソースから確認して間違いではありませんが、当サイトのネタ元は紹介できないので適当にかわすしか手段がありません。
あおりに負けて全ての情報を公開してしまうと大変なことになるので我慢の2週間でした。
2022年10~11月
航空業界では「アップサイクル」という言葉が急に流行りました。捨てる廃材に付加価値をつけて販売するというヤツです。
買う買わないは別として、こういう企画商品は飛行機好きにとっては嬉しいですね。
当サイトでもその流行に乗って「水のように輝く航空機廃材アップサイクル品」を紹介。
2022年12月
スタフラ公式 A320型機で使用されたエンジン部品(HPTブレード)
・航空ジャンク品の中でも、唯一エンジン部品は手に入りにくいモノとして最大の憧れ品でしたが、最近では一般普及品程度まで成り下がってしまいました。
一時期は、マニア垂涎のコックピット計器の相場を遂に追い越すという盛り上がりで、特にHPTブレードと呼ばれるエンジン内の高圧タービンブレードは公式品だと8万~14万というプレミア価格になるほどの人気急上昇でした。
HPTに続き、ファンブレードの人気にも拍車がかかるとマニア界隈では期待されていましたが、過剰放出による操縦ミスで人気低迷。今年は1万円程度で買えるジャンク品にまで下がり、物珍しさも無くなってしまいました。
この流れは、HPTを好むマニア層にだいだい行き渡ったと判断。
これまで当サイトでは、一般的に入手が易しいエンジン型式の高圧タービンブレード(HPT)を中心に紹介していましたが、求められるステージが変わりつつあることから「HPT入手後のマニアな愉しみ方」にテーマを少しずつ変更。
様々なHPTはこれまで通り紹介は続けますが、2023年はその愉しみ方も重点的に紹介したいと思います。
こんな感じで、早足で2022年を振り返ってみました。
今年も「マニアな航空資料館」を温かく見守っていただきありがとうございました。
ご家族皆様、お体にお気をつけて良き年をお迎えください。
2023年も宜しくお願いします。